サッカーJ2で現在3位のV・ファーレン長崎は27日、鹿児島と対戦。4ゴールの快勝で3連勝を果たし、J1自動昇格の望みをつないだ。
1万8000人が声援
10月に開業した長崎スタジアムシティの「ピーススタジアム」を本拠地とするV・ファーレン長崎。

新本拠地での試合は3試合目で連勝中だ。J1自動昇格の可能性をまだ残していて、サポーターも心はひとつ。

「自動昇格の可能性がまだ消えていないことがめちゃくちゃおもしろい」「行くぞJ1!」と気持ちが昂(たかぶ)る。
鹿児島との九州ダービーは、勝てば3位以上が確定し、負けるとJ1自動昇格の可能性が消滅する重要な一戦。ピーススタジアムには1万8000人近くの観客が詰めかけ、サポーターの声援を受けてV・ファーレンは勝利を目指した。
アグレッシブに得点奪う
V・ファーレンは前半からアグレッシブに戦い、効率よく得点を奪う。前半14分には名倉の今シーズン初ゴールで幸先よく先制。前半43分、マテウスが技ありのゴールで追加点。2点リードで折り返す。後半12分、マテウスがドリブル突破から流し込み、この日2点目。後半16分に鹿児島に1点を返されるも後半36分、松澤のクロスを増山が右足で合わせ突き放して4対1。V・ファーレンは今季4度目の3連勝を飾り、3位以上が確定した。

名倉巧選手:
ほっとしたという気持ちと、まだまだ足りないという気持ちがあるので、残りの試合もしっかりゴールを決めてチームを救いたい
増山朝陽選手:
勝ち続けないといけないと思うので、油断することなく自分たちのサッカーをより磨いて、しっかり勝ち切ってJ1に行けるようにしたい
自動昇格の絶対条件は「勝つこと」
この日、清水が勝利し、3シーズンぶりのJ1復帰を決めた。2位に後退した横浜FCとの勝ち点差は「5」。残り2試合で厳しい状況に変わりはないが、まだ自動昇格の可能性も残している。絶対条件は「勝つこと」だ。
次は11月3日、4位の千葉との上位対決。今季ラストのアウェーゲームとなる。この勢いで上位対決も制し、11月10日の愛媛FCとのホームでの最終戦に望みをつないでほしい。
(テレビ長崎)