愛犬の散歩をしながら地域の安全を見守る「わんわんパトロール」。
“子どもも親も安心できる地域”を目指す、ある男性の取り組みを追いました。
「わんわんパトロール」で安心できる地域に
「最初はグー、じゃんけんぽん!」
朝の通学路で小学生とじゃんけんをするのは、右柳好博(うりゅう・よしひろ)さん(72)。右柳さんは、愛犬のベリーちゃんとともに地域の安全を守っている真っ最中です。
右柳さんが「おはようございます」と挨拶すると、子供たちも「おはようございま~す」と元気に返します。
右柳好博さん:
ちょうど子供たちの登校時に合わせると、声がけができるので、交通事故とか犯罪に巻き込まれなければいいなと思ってやっています。
右柳さんが行っていたのが「わんわんパトロール」。
青いバンダナ巻いた愛犬と散歩をしながら、不審者がいないかなどを見守ります。そうすることで、ただのお散歩が“犯罪の抑止力になる”という取り組みです。
小学生:
ベリー、可愛いな~。
右柳好博さん:
毎日ありがとうね。
保護者:
もう毎日(登校を)見守ってくださって、私たち保護者も安心して登校させてもらって、ありがたいです。
右柳さんは、散歩できる日は毎日欠かさず5年間、わんわんパトロールを続けています。 小学生の孫をもつ右柳さん。子どもを心配する家族の気持ちがわかるからこそ“子どもも親も安心できる地域にしたい”と見守り続けています。
右柳さんが目指しているものは…。
右柳好博さん:
とにかく子供たちが安心して、通学できるようになればというそれだけです。どの程度、地域に貢献しているかどうかわからないですけど、そういう輪が広がっていけばいいなと思っています。
愛犬ベリーちゃんとともに、地域の安全を見守る右柳さんの活動はあすも続きます。
(「イット!」10月8日放送より)