名古屋市の名古屋港水族館で、与えられた魚を断固として拒否し、口に入れるものをえり好みするペンギンがカメラにとらえられた。
必死に口に入れようとしても、ペンギンはソッポを向いてしまう。
飼育員によれば、魚の硬さの違いから拒否したのではないかという。

これは嫌!お魚拒否のペンギン

愛知・名古屋市港区の名古屋港水族館で撮影されたのは、飼育員からエサの魚を受け取るも、決して口にしない、オスのエンペラーペンギンの姿だ。

差し出された魚にそっぽを向くペンギン
差し出された魚にそっぽを向くペンギン
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飼育員がなんとか食べさせようと、ペンギンの口元に魚を持っていくものの、ぐーっと顔を背け、ソッポを向いてしまう。

くわえるだけで、のみ込まないペンギン
くわえるだけで、のみ込まないペンギン

そこで「この魚はどうだ」と次の魚を与えると、今度はパクッとくわえたものの、のみ込むまでには至らない。

頭を下げてガッカリした様子のペンギン
頭を下げてガッカリした様子のペンギン

その様子は、好みの味ではなかったのか、ガッカリとしているようにも見える。

えり好み…味にうるさいペンギン?

すると、ペンギンがようやく1尾の魚を食べた。

飼育員の手にくちばしを当てて拒否するペンギン
飼育員の手にくちばしを当てて拒否するペンギン

すぐさま飼育員が次の魚を与えるが、「この魚は口には合わぬ」と言わんばかりに、くちばしでペチン!と拒否されてしまった。

まさにエンペラーペンギンの名のごとく、“皇帝”のような堂々たる立ち振る舞いだ。

当時の様子について、飼育員に聞いてみると、「『あ、これは食べません』みたいな雰囲気がすごく感じとれるような状態だったので」と拒否する空気が強かったという。

魚の硬さが原因かもと推測する飼育員
魚の硬さが原因かもと推測する飼育員

また飼育員によると、ペンギンがエサをえりすぐっていた理由は、「いつも鮮度の良い餌を与えてはいるんですけれど、あ、もしかしたら硬さが気になったのかなと」と推測している。

この日は、歯応えのある餌を食べたかったのか、なんともグルメなペンギンだった。
(「イット!」 10月23日放送より)

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