全国に高級ホテルなどを展開する「星野リゾート」が、就職戦線に“新たな一手”を打ち出した。
学生に賛否の声…「心変わり」を心配する意見も
その内容は、10月から、大学の学年に関係なく入社試験を受けることを可能とし、1、2年生にも内定を出すというもの。

観光業界初の取り組みとなる、この新しい制度を学生はどう受け止めているのだろうか。
ーー大学1、2年生も採用試験を始めると…
大学3年生(文学部):
1、2年生ですか!?早いですね…。
大学2年生(社会学部):
やる気がある人に向けて、そういう道があるのはいいんじゃないかと思います。
大学4年生(社会学部):
どんどん少子化が進んでるので、優秀な人材を早めに確保したいっていう動きとしては不思議じゃないと思う。

また星野リゾートは、年間を通して採用活動を実施する。会社側の都合ではなく、学生自身が選考の開始時期やスケジュールを決めることができる形をとる。
大学3年生(文学部):
(早期の)就活を選べる環境があるというのはいいし、それを選ぶか選ばないかは、それぞれだと思います。
大学1年生(経営学部):
私は就職活動を早めにしたい方なので、とてもいい取り組みだと思います。
大学1年生(経営学部):
私は、逆に早めなのは違うなって思ってる。
一方で、1、2年生のうちに内定が出た場合、入社までの“心変わり”を心配する声も聞かれた。
大学1年生(国際観光学部):
(心変わりは)めっちゃあると思います。3年間大学で学んで、やりたいことも変わると思うので、1年のうちに就職先が決まってるのは、なんかちょっと…。

星野リゾートは、内定から入社までの間、学生が仕事の現場を訪れ、先輩社員らから仕事の中身を見聞きできる機会も提供する。

制度は、まだ始まったばかりで、現在の応募状況に変化はないということだが、時間をかけて学生に知っていって欲しいとしている。
(「イット!」 10月17日放送より)