大阪府で起きた、知人男性を川に転落させ殺害した疑いで無職の男が逮捕された事件。容疑者は逮捕前のインタビューで、堂々と殺人を否定しつつ、自らを「保険金の受取人」だと話していた。

保険金目的の計画的犯行か

「殺人なんかは認めません。殺してませんから」

大阪・富田林市で2024年7月、FNNの取材に対し、強い口調で容疑を否定していた男。

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9月27日に殺人容疑で逮捕された無職の井上司容疑者（61）だ。

井上容疑者は2023年12月、大阪・柏原市で知人の池田明弘さん（当時63）を川に転落させ、殺害した疑いが持たれていた。池田さんは大和川の水中で遺体が見つかった。警察によると、池田さんの死因は溺死で、その保険金の受取人になっていたのが井上容疑者だったという。

逮捕前にFNNが行った取材で井上容疑者は、自らを保険金の受取人だと話していた。

――池田さんは生命保険に入っていた？
井上司容疑者：
入っていますよ。僕が受取人。
――それはなんで？
井上司容疑者：
もしものことがあったらあかんから、（池田さんが）受取名義人になっといてよと。

さらに井上容疑者は、池田さんの死亡前に「死亡保険金」の受け取り方を保険会社に問い合わせていたという。

それでも井上容疑者は、逮捕前のインタビューでは「『死んでラッキー、保険金入ってくる』なんて一切なかったね」と話していた。

逮捕後の調べに対し、井上容疑者は「殺したりはしていません」と容疑を否認しているものの、警察は保険金目的の計画的な犯行とみて捜査している。
（「イット！」 9月30日放送より）