史上最多の9人が立候補した自民党総裁選。
小泉進次郎元環境相と高市早苗経済安保担当相が敗戦の弁を語った。
敗北が決まった瞬間、小さくうなずいた小泉進次郎元環境相。
無念の思いからか、目には涙を浮かべていた。
小泉進次郎氏「結果がすべて」
有力候補とされていた小泉氏だったが、1回目の投票で136票の3位。

43歳での“史上最年少首相”誕生とはならなかった。
敗戦の弁では、「結果がすべて」と話し、負けを認めた。

自民党総裁選3位・小泉進次郎氏:
選挙・政治というのは、“タラレバ”を言ったらきりがないと思います。結果がすべてで、その結果において、私が足りないことがあったことは事実でしょうし。しかし、チームは最高でしたね。そのチームの皆さんのおかげで、私はこうやって堂々と戦うことができました。その感謝の思いを、これから支えてくれた皆さんにしっかりと返していきたいと思います。
「初挑戦の総裁選で得たものは?」との質問にはこう答えた。

小泉進次郎氏:
得たものは、間違いなく仲間ですね。そして、これだけ多くの方に支えていただいて、あらためて政治とは1人でできないな、仲間がいてこそだな、そういったことを痛感をしています。
そして敗れた相手、石破新総裁については…。

小泉進次郎氏:
石破新総裁におかれては、議員そして党員の皆さんの支持によって新たな新総裁に選ばれたわけですから、まさにチーム一丸となって、自民党、この後は大きなまた勝負が待ってますから、私は自分ができることをしっかりと実行して、お支えをしていきたいと思います。
高市早苗氏「私自身の力不足」
一方、1回目の投票でトップに立った高市経済安保担当相は、決戦投票で石破氏に逆転負けし、初の女性首相誕生は実現しなかった。

自民党総裁選2位・高市早苗氏:
私の敗北は、私自身の力不足でございます。多くの方に助けていただきながら、申し訳ないことだったと思っております。
ーー(記者)もし石破新総裁あるいは総理から人事の打診などがあった場合というのはお受けになるわけでしょうか?
高市早苗氏:
仮定の話にはお答えできませんし、今からはもう、一国会議員として、しっかりと自民党を立て直していく、その一助になればと思っております。
また前回の総裁選で支持を受けた安倍元首相の墓前に報告に行くかという問いには、言葉を詰まらせつつ、こう答えた。

高市早苗氏:
きょうが安倍総理の国葬儀から2年目の日でございます。まず、いいご報告ができなかったことを申し訳なく思っております。

史上最多となる9人が立候補した今回の自民党総裁選。
それぞれの候補は、石破新総裁のもとでの一致結束を訴えた。

自民党総裁選8位・河野太郎デジタル相:
石破総裁のもとで自民党しっかりまとまって、新しい内閣のもと、政策をしっかり進めていけるように頑張っていきたいと思います。

自民党総裁選6位・茂木俊充幹事長:
石破総裁が選出されましたので、石破総裁のもとで党が一致結束して、来たるべき総選挙であったり、 また日本が抱える内外のさまざまな難しい課題にしっかり対応していきたい。
(「イット!」9月27日放送より)