2024年10周年を迎えたとらっくよさこい(ちふれ)。記念すべき年によさこい大賞3連覇という快挙を達成した。チームの特別な思いに迫った。

10周年記念の意気込みと練習スタート

一糸乱れぬ隊列美が特徴の「とらっくよさこい(ちふれ)」。

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よさこい大賞の常連だった前身のチーム「とらっく」から、10年前に「とらっくよさこい(ちふれ)」として新たなスタートを切った。

「とらっくよさこい(ちふれ)」
「とらっくよさこい(ちふれ)」

しかし、発足後なかなか頂点に立つことができなかった。だが、2019年、令和最初の年、よさこい大賞に輝いた。さらに、コロナ禍の中止を経て2023年もよさこい大賞に輝き2連覇を達成。

そして2024年。「とらっくよさこい(ちふれ)」は10周年を迎えた。亀谷修一統括は「10周年に3連覇を目指すことができます。2024年とらっくよさこい(ちふれ)のはじまりはじまり~」と幕開けを宣言し意気込んだ。

祭り本番まで約2週間。
振付師の時久紀恵さんも「早い。ちょっと待って待って」と指導にも熱が入り、毎日夜遅くまで練習が続いた。

祭り当日の熱気と踊り子たちの思い

祭り当日の朝。川村浩平代表は「やっぱり節目の10周年3連覇、数字的なものもありますけど、まずは踊り子さんに心から楽しんでもらいたい」と話す。

トラックの前で写真を撮る近藤さん
トラックの前で写真を撮る近藤さん

神奈川で理学療法士をしている近藤亜美さんは、祭りのために高知に帰郷しており、「地震があったりしてバタバタして踊っていいのかなとかって一瞬考えたんですけど、やりきるしかないなって」と意気込んだ。

気合いを入れる「とらっくよさこい(ちふれ)」
気合いを入れる「とらっくよさこい(ちふれ)」

川村代表の「とらっくよさこい(ちふれ)元気あるか?わっしょい3連発いくぞ!」とのかけ声で踊り子たちも「わっしょい・わっしょい・わっしょい!」と気合いを入れる。

2024年のテーマは「御喜楽続々」。ウサギとオオカミをモチーフとして追われるウサギが2023年の大賞に輝いたとらっく、それを追うオオカミが2024年のとらっくという意味が込められている。

よさこい祭りを見に来た人たちは、「最高です夏が来たって感じで」「地方車がゆれるところがすごかったです」と楽しんでいた。

5年前、土佐女子高校の留学生だったダイアナ・ヘルナンデスさんは2023年アメリカから初参加。2024年初めてちょうちん隊に選ばれた。

ダイアナ・ヘルナンデスさんは「練習の最初から鳴子で練習。けど先週、ちょうちん始めた」と笑顔で話す。

3連覇!うれしすぎて泣き崩れる踊り子も

本番2日目の夜、いよいよ受賞チームの発表。

亀谷統括:
やんちゃなウサギをオオカミは捕まえたぞー!よさこい大賞!3連覇!

2024年よさこい大賞に輝き、見事3連覇を果たしたとらっくよさこい(ちふれ)。

踊り子は「最高です。何も言えん感じやね。夢みたいな。3連覇です」「めっちゃ頑張ったので大賞取れてめっちゃうれしかったです」と大賞をかみしめていた。

ダイアナ・ヘルナンデスさんも「夢みたい、ほんとに。めちゃうれしいとても頑張った、ほんとによかったです。とらっくよさこいはチームであり家族」と笑顔で話す。

川村代表:
踊り子さん、そしてお客さん。れが一体になって表現してくれましたんで、それの結果がよさこい大賞3連覇。本当にうれしい気持ちです。

3連覇を成し遂げたとらっくよさこい(ちふれ)はさらなる高みへと進んでいく。

(高知さんさんテレビ)

高知さんさんテレビ
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