9月15日、外国人観光客が多く集まる、東京の“インバウンドの聖地”浅草と渋谷は、大きな祭で賑わいを見せた。祭りが盛り上がりを見せた一方、ゴミのポイ捨てなどの迷惑行為もみられた。

浅草でサンバ!渋谷でみこしパレード!

浅草の夏を締めくくる「浅草サンバカーニバル」。コロナが落ち着き、15日に5年ぶりに完全復活した。

5年ぶりに完全復活した「浅草サンバカーニバル」
5年ぶりに完全復活した「浅草サンバカーニバル」
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一方、渋谷では「金王八幡宮」の例大祭が開催され、街のシンボル「渋谷109」の前に13基のみこしが集まり、みこしパレードが行われた。109前の広場や階段は見物客でいっぱいになった。

見物客:
都心でこれだけの規模のお祭りがあるのは、やっぱりいい。
外国人観光客:
ハッピーだよ!これはとても良い。みんな笑顔だし嬉しそう!頑張っている。

みこしと記念写真を撮る観光客
みこしと記念写真を撮る観光客

熱気に包まれた渋谷では、道玄坂もセンター街も人だかり。道幅が狭いため、かなり進みづらい状態になり、車が通れなくなっていた。オープンカーの運転手は身を乗り出してみこしを撮影し、交通規制の中でも多くの人が祭を楽しんでいた。

一方で、人の隙間を掻い潜りながら救急車が走行するなど、ヒヤリとする場面もあった。

取材中、賑わいの最中、救急車が行く手を阻まれる場面を何度も目撃した。さらに、道路に溢れた歩行者の横すれすれを車が通過する様子や、中には、人が溢れる歩道に突っ込んでいく自転車の危険な運転まで見られた。

“バナナのポイ捨て”相次ぐ

そして、路上ではバナナの皮ポイ捨てが相次いだ。そこには、2024年ならではの理由があった。

空き缶とバナナの皮が入ったゴミ袋
空き缶とバナナの皮が入ったゴミ袋

お祭りムード一色となった15日の渋谷では、季節外れの暑さで水分補給が欠かせなかった。お酒を大量に冷やしていた参加者もいたが、その中で栄養補給の飲み物と一緒に冷やしていたのが「バナナ」だった。

放置された食べかけのバナナ
放置された食べかけのバナナ

しかし、祭のあとには無造作に置かれたゴミ袋に、空き缶とバナナの皮が入っていた。さらに、ショーウインドウの前には、食べかけのバナナも放置されていた。

ポイ捨ては、渋谷区で禁止された迷惑行為で、マナーを守って楽しむことが求められている。
(「イット!」 9月16日放送より)

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