ジョージアのティムラズ・レジャバ駐日大使が、SNSで「保育所時代の発表会映像を探してほしい」と呼びかけた。幼少期に広島で過ごしたレジャバ大使は、発表会で日本の子供たちとジョージア語で歌ったことを「忘れられない思い出」と語っている。
約30年前の発表会の映像探すジョージア大使
SNSで「バズる外交官」として名を馳せるジョージアのレジャバ駐日大使の、ある投稿が大きな反響を呼んでいる。
この記事の画像(11枚)外交官としての公式SNSで、自身の「保育所時代の映像を探して欲しい」と呼びかけたのだ。
日本各地をめぐり、ユーモア溢れる投稿で広く親しまれるレジャバ大使。自身をお笑い芸人の小島よしおさんに似ていると公言した上に、自身の妻を度々カズレーザーさんと呼ぶ投稿などが話題となり、SNSのフォロワー数は現在33万人を超えている。
そんなレジャバ大使は、4歳の頃、両親の仕事で広島県へ移り住んだ。当時、日本の生活に不慣れだった家族の支えとなったのが、広島の人々の温もりだったという。
レジャバ大使は「私たち家族にとって、とりわけ印象深い文化交流の場面があります。ジョージアの子供なら誰もが歌う蝶々を、保育園のみんなで歌った発表会です」と投稿していた。
投稿された長文の呼びかけに溢れていたのは、「忘れられない思い出の発表会を、もう一度見たい」という熱い思いだった。この投稿をきっかけに、多くの人が映像探しに参戦した。
求める映像は見つからず…「見つからないと人生でモヤモヤしちゃう」
FNNも手がかりを求め、緊急取材を始めたところ、幼い頃のレジャバ大使の映像を発掘することができた。
当時担当していた保育所の先生との接触にも成功。約30年前の映像を見ると、「こぎつね」という演目で、シンバルを担当しているのレジャバ大使の姿が映っていた。しかし、大使が探し求めるジョージア語の歌の映像はなかった。
レジャバ大使はイット!の取材に対し、「日本のみなさんがジョージア語で歌を歌っていた。本当に良い思い出だった。映像が見つからないと人生でモヤモヤしちゃう。よろしくお願いします。ご連絡お待ちしております」と呼びかけた。
(「イット!」 9月12日放送より)