福岡市の住宅街で7月、窓を開け民家へ侵入しようとする野生のサルがカメラにとらえられた。
窓が施錠されていたため、撮影者は難を逃れた。
しかし後日、再び現れ、サルに髪の毛を抜かれたという。
福岡市内では、野生のサルの出没が相次いでいる。
窓を開け侵入しようとするサル
福岡市城南区の住宅街で7月、前足で窓を開け、家の中へ侵入しようとするサルが撮影された。
この記事の画像(11枚)家の住民は、「鍵をかけていたので、開けられずに済んだんですけど、これが窓を開けていた時期だとちょっと怖いなと」と話し、自宅に侵入されていたらと、気が気でない様子だ。
福岡市では野生のサルの出没が相次いでいて、11日も市内で目撃情報が確認されているという。
髪の毛を引っ張り…再び現れた凶暴サル
8月9日、今度は撮影者が車で帰宅した際に、再びサルが出没した。
この時、撮影された映像では、車内に人がいてもおかまいなしの様子で、車の上を右往左往しているサルの姿が確認できる。
さらにこのサルは凶暴で、映像を撮影する直前に撮影者は襲われたという。
撮影者は「自宅の駐車場に車を止めて、降りようとドアを開けたら、髪の毛を後ろにゴッて引っ張られたんですね。最初、何が何だか分からなくて、上を見上げたらサルの手が見えたんですね。けがはなかったんですが、結構髪の毛が抜けてました」と襲われた経緯を解説した。
その後、撮影者はあわてて車内に戻り、警察に通報したと語っている。
また撮影者は、「自分の家なのに、玄関を開けた瞬間にまず確認します、サルがいないかなと。常におびえている感じです」と話し、安心できない生活に困っている様子だ。
サルのたびたびの出没を受け、市の職員はサル撃退法の研修会を受けるとともに、パトロールを強化し、周辺住民には注意喚起を行っている。
(「イット!」 9月11日放送より)
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