卵の高騰や、雨不足によるキャベツの値上がりなどを受けて、“大阪グルメ”を提供する店に危機感が広がっている。家庭向けには、卵の代わりに長芋、キャベツの代わりにもやしを活用した代用レシピも、節約術として注目を集めている。

豚まんなど 大阪グルメ52店舗が集結

鉄板の上でくるくると回しながら焼き上げられるたこ焼きに、かつお節が踊るアツアツのお好み焼き。

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取材班:
ずらっと行列に並んでいますね。たこ焼き屋さんの前に長い列ができています。

東京・新宿の「京王百貨店 新宿店」で2月27日から始まった、食い倒れの街・大阪を代表するグルメが一堂に会する「なにわ大阪 食いだおれ うまいもんまつり」だ。

取材班:
一口餃子やミックスジュースを買い求める人の姿があります。

大阪出身の来場者:
今日はミックスジュースといか焼きを買いに来ました。この店でしか味わえないようなミックスジュースなので、すごく好きです。

いか焼きなどの「粉もん」や串カツ、さらにヘレカツサンドといったできたてグルメだ。

うまいもんまつりで陳列されている551の肉まん
うまいもんまつりで陳列されている551の肉まん

来場者:
551、肉まん買いに来たので。

大阪出身の来場者:
551も買って帰る予定です。

普段、東京では買えない人気の「551の豚まん」など、52店舗の「大阪のうまいもん」が集結した。

来場者:
たこ焼き買いました。ちょっと粉もんを欲してて、出来たてを食べたくて、王道な味かと思ってチョイスしました。

なぜだか無性に食べたくなるという「粉もん」。

2026年で10回目となる人気のグルメイベントだが、たこ焼きの食べ比べが売りの店では欠かせない食材である「卵」の値上がりに嘆く声が上がっている。

道頓堀 赤鬼・廣田哲彦社長:
(卵の価格は)約2割、上がってるのではないですかね。特殊なのを使っているので、それ変えたら味が違うんですよね。「去年来た時と味が違う」というのは一番寂しい。そこだけは絶対に避けたい。

物価高騰が続く中、自慢の味をどう維持していくのか。粉もんの店に危機感が募った。

取材班が訪ねたのは、東京・神田小川町の「お好み焼 ねぎ焼 十々」だ。

客:
キャベツのボリュームがすごい。

客:
お得だなと思う。これで飲み物ついて980円。※ランチ価格

卵が高騰し深刻な雨不足でキャベツも値上がり

店主の渡邉さんも、卵だけにとどまらない原材料の値上げに頭を悩ませていた。

お好み焼 ねぎ焼 十々・渡邉哲店長:
じわじわ上がってきているのがキャベツ。キャベツと卵が上がってきているなと。

毎日スーパーに通い、食材を調達している渡邉さん。じわじわ上がる食材の高騰を実感していた。

お好み焼 ねぎ焼 十々・渡邉哲店長:
業務用の大きなキャベツが約280円で売ってるけど、(以前より)約100円高いかな。キャベツ1個で。卵はずーっと高い。

かつて「物価の優等生」と言われた卵だが、5年前の2021年1月と比べると現在は2倍以上に高騰している。さらにお好み焼きには欠かせないキャベツも、2025年末以来の雨不足の影響で値上がり傾向が続いている。

多いときには1日にキャベツ6玉、卵100個を使うというこの店では、今後も厳しい状況が続くと見ている。

お好み焼 ねぎ焼 十々・渡邉哲店長:
卵は一回上がったら、なかなか下がりにくい。野菜は収穫量によって変化があるけど、卵はそうはいかないから厳しい。

卵・キャベツを使わないお好み焼きレシピも

卵、そしてキャベツの高騰が続く中、レシピサイト「デリッシュキッチン」では、これら2つの食材を使わずに作るお好み焼きレシピが公開されている。

「卵なし」のレシピでは、卵の代わりにすりおろした長芋を使用する。すりおろした長芋を生地に混ぜ合わせることで、ふわふわの食感のお好み焼きができあがる。

そして「キャベツなし」のレシピでは、キャベツの代わりにたっぷりのもやしを使う。生地にもやしを混ぜるだけの包丁いらずで、手軽に作ることができる。安価なもやしを使った節約レシピとしてもおすすめだという。
(「イット!」2月27日放送より)

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