岩手県の名物「わんこそば」を“アレンジ”して自宅で楽しむ様子がX(旧Twitter)で話題になっている。

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投稿したのは、中学生と園児の3きょうだいを育てるお母さんの、かに82(@meso64069432011)さん。写真は家族で囲んだ昼食の様子だ。

テーブルを埋め尽くすように並んでいるのは、ひと口分の素麺が入ったお皿。これを「わんこそば」のように次々と器に入れては食べる、「わんこ素麺」として楽しんだのだという。

こちらは「わんこ中華麺」の様子
こちらは「わんこ中華麺」の様子

ちょっとしたイベント感が嬉しいが、素麺の他にも「中華麺」と「うどん」を“わんこスタイル”で食べたのだそう。こんな昼食が出たら、子どもは大喜びだったことだろう。

投稿には「わぁ、楽しそう!!!!!夢がある!!!!!」「これは楽しい!やってみたいし、どんどん食べさせたい! 」などのコメントが寄せられ、注目されている。

また、写真に写っているだけでも20以上の器があることから「こういうお母さんすき。洗い物がどーとかより、楽しさ優先なのマジ尊敬」といった声も挙がっていた。

意外と難しい技術に「家族で大笑い」

真似してチャレンジしたくなる楽しいおうちごはんだが、このアイデアはどこから?実際に「わんこそば」に挑戦したことはある?お母さんのかに82さんにお話を聞いた。


――おうちで“わんこ麺”をどうしてやろうと思ったの?

きっかけは、子どものやりたいという希望です。私たち夫婦はわんこそば屋さんで食べたことがありますが、子どもたちは未経験なので、初めての挑戦でした。

麺はすべて10gずつ計量!
麺はすべて10gずつ計量!

――家族でどのくらいの量を食べたの?

素麺2把 、中華麺2玉、乾麺うどん300g(茹で上がり前)を完食しました。

園児は急いで食べることで窒息の不安があったため、細い素麺にのみ挑戦。素麺とうどんはどちらもめんつゆで味付け、中華麺はラーメンスープです。

5人家族でぺろりと完食
5人家族でぺろりと完食

――家族5人、一番食べたのは誰?

最高記録は夫のうどん78杯(1杯10g)です。私は43杯食べました。


――挑戦中の家族の様子は?

麺を食べている人の器に入れるのが思ったよりも難しく、中学生の子が父親の椀に麺を入れようとしたところ、(父の)メガネに器が何度もぶつかり「目を狙うなw」と全員で大笑いでした。お店の“麺を入れる技術”は「プロならではだな」と分かりました。

お父さんが挑戦したという「わんこうどん」
お父さんが挑戦したという「わんこうどん」

――やってみての感想を…。

麺ばかりで飽きました。一生分の麺を食べた気分です。

子どもたちのリクエストを受け、家に余っていた麺を集めて開催されたという“わんこパーティ”。

子どもたちは本場のわんこそばは未体験だというが、思いがけない笑いも生まれた家族でのイベントは、思い出に残るものだったに違いない。

プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。