8月23日に始業式が行われた山形・新庄市の県立新庄北高校では、大雨の際に電源設備に雷が落ちた影響で、23日現在も一部設備で停電が続いている。7月の大雨は学校にも影響を及ぼしている。

23日に夏休みが明けた新庄北高校

夏休み明けの23日、全日制・定時制あわせて376人が通う新庄北高校には、大きな荷物を持った生徒たちが登校した。

始業式は各クラスごとにオンラインで行われ、石山宣浩校長が「大きな目標から逆算して『挑戦』と『創造』を積み重ねてほしい」と生徒に呼びかけた。

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新庄北高校・石山宣浩校長:
今すべきこと、何をいつまで・どこまで・どうするかを考え、見通しをもって1日1日を大切にして頑張っていきましょう。

生徒は「勉強がかなりまずいけれど、1ページも開いていないワークがあるが、やる気があればできると思って(2学期は)頑張る」と話した。

発電機を使って電気を供給

学校では7月25日の大雨の際に近くに雷が落ちた影響で、屋外の電源設備が壊れ、電気の供給ができなくなった。そのため、7月に全校で実施予定だった夏期講習が中止に追い込まれた。

現在は臨時の発電機を3台設置して電気を供給しているが、体育館をはじめ音楽室・化学室などの一部施設は今も停電したままだ。

部活動ができないことから、生徒からは「どうなるかと不安もある」という声も。「早く部活がしたい」と切望していた。

川井良彦教頭は「子どもたちの活動に制限が生じ、大変申し訳なく思っている」としたうえで、「県からも支援をもらい、復旧に向け動いている、もう少し協力いただければ」と話した。

学校では、発電機をもう1台追加して全体の電力を確保したうえで、電源設備の修理を9月末までには終えたいとしている。

(さくらんぼテレビ)

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