元陸上部!育成出身のロッテの足のスペシャリスト和田康士朗(21)が1番・センターでプロ初のスタメン出場。初安打を含む3安打の猛打賞&3盗塁をマークした。

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ロッテは初回、和田が日本ハム先発のバーヘイゲン(29)の初球150キロのストレートを捉えセンター前に。
「初球から積極的に打てるボールが来たら振っていこうと思っていました。素直にうれしいです。ボールは両親に渡したいです」とプロ6打席目で待望の初ヒットを放つ。 

直後の中村奨吾(28)の初球で今季10個目となる盗塁をマークする。
その後、2死2・3塁の場面で井上晴哉(31)が2点タイムリーを放ち、先制のホームを踏む。

3回、日本ハム中田翔(31)の17号3ランで逆転された直後も、その嫌な流れを変えるように和田が再びバーヘイゲンのストレートを弾き返し、ヒットで出塁する。
続く中村への初球。今季、盗塁阻止率リーグ1位タイの宇佐美真吾(27)から難なく2個目の盗塁を決めると、4番・安田尚憲(21)の犠牲フライで悠々と同点のホームを踏む。  

さらに同点の5回に、和田。
ライト前に3打席連続となるヒットで出塁。
バッテリーに警戒される中、またしても初球で積極盗塁。一旦はアウトになったが、ビデオ判定でセーフに覆える。

その後、3番マーティン(32)のゴロの間にホームに気迫のヘッドスライディング。
勝ち越しの本塁を陥れた。

6回に日本ハムに再び同点に追いつかれるが、8回に新生の活躍に刺激を受けた田村龍弘(26)のタイムリー2ベースで勝ち越して逃げ切り。
和田がいずれも初球に決める積極的な盗塁で輝きを放った。

独立リーグの富山から育成ドラフト1位で2018年に入団し、6月に支配下選手に。埼玉の小川高校時代は陸上部という異色の経歴で50メートル5秒8の俊足を買われ、開幕1軍スタート。この試合で3個の盗塁を決め、リーグトップタイとなる12盗塁をマークした。
失敗は一度しかなく、成功率は9割を超える。

初のお立ち台で「ここに立っていることにびっくりしています。(初のスタメンで)ご飯も全然食べれなく、緊張もすごかったんですけど、初球から思い切って行こうと決めていたので、いい結果になって良かったです。自分が一番求められているのは足だと思うので、いい場面でいい走塁ができるように頑張りたいです」と興奮気味に振り返った。
ユニフォームは泥まみれで、お尻の部分が擦れて破れていた。育成から這い上がったその脚力で、これからも走り続ける。

8月16日プロ野球結果
巨人1-4中日
DeNA4-7ヤクルト
阪神2-2広島
ソフトバンク6-2オリックス
西武11-1楽天
ロッテ6ー5日本ハム

(フジテレビ・加藤忍)