お盆のお供え物をこっそり失敬!かわいい“事件”をとらえた動画がX(旧Twitter)で話題になっている。
この記事の画像(15枚)見間違いでなければ、先代猫にお供えしたおやつを今の猫が全部食っている
猫の「ねこた」くん(男の子・4歳)を飼っている「概念のチワワ」(@ptpt_mtt)さんが投稿したのはこんな文章。
概念のチワワさんは、もともと猫の「こてつ」くんと暮らしていたが、4年前の9歳のときに虹の橋を渡ったのだそう。その後、新しく迎えたのがねこたくんだ。
そんな中、迎えた2024年のお盆。概念のチワワさんは、棚に飾ってあるこてつくんの写真の前に、猫用のおやつをお供えしたそう。
しかし、時間が経ってふと見てみると、おやつがきれいさっぱり消えている!?
“犯人”はねこたくん以外には考えにくいという状況。そこで再びおやつを置き、近くにカメラを仕掛けてみると、そこにはこっそり“盗み食い”するねこたくんの姿が映っていたのだ。
こてつくんの写真が飾られている棚に、ぐっと背伸びして前足をかけたねこたくん。そのままお供え物を勢い落として見事ゲットしたのだった。
床に落ちたおやつをペロリと食べ終えると、さらにもう一度棚に前足を伸ばしている。
そんな様子を見た概念のチワワさんは、
カメラを置いてみたが、マジで食べていた上、おかわりまで探してたな
とコメントした。
扉の陰からこっそり狙っていた?
ねこたくんのかわいい“盗み食い”には「これは仕方にゃい」「先代猫さんからのお裾分けですね」などのコメントが寄せられたが、先代猫のこてつくんは“天国”で驚いただろうか?飼い主さんに、この“事件”について詳しく聞いた。
――“現住猫”のねこたくんはどんな子?
小心者で食いしん坊、好きな遊びは陰から飛び出して人間を驚かせることです。好きなごはんはかつお節をかけたカリカリ、「ママクック」のフリーズドライシリーズ(マグロ)です。
――では“先代猫”のこてつくんは?
性格は温厚で人間好き、子どもが大好きです。猫じゃらしが好きで、好きなごはんはカリカリとCIAOちゅ〜るです。
――改めて「ねこたくんがお供え物を食べていた」ことを見つけるまでの経緯は?
(お供え物がなくなっていることに)はじめは気付かなかったのですが、翌日お供えしたおやつを交換しにいこうとしたタイミングで気付きました。
その後もおやつがなくなる事が2日ほど続き、次の日のお供えのタイミングでふとドアの方を見ると現住猫が扉の陰からこちらを覗いていたので、なるほどと思いカメラを設置してみたところ、私がお供えして、見えなくなったのを確認してすぐに食べていました。
――お供え物を食べるねこたくんを見て、どう思った?
「食べてる!」と思いました。普段あまり思い切ったことをしない性格の猫なので、よっぽど食べたかったんだなと思いました。かわいいです。
先代猫は「笑って許しているんじゃないか」
――ちなみに、どうしてねこたくんはお供え物を食べちゃったのだと思う?
(お供えしていたのは)普段食べるには少し値が張るので買わない、お盆の時のみの特別なおやつでした。現住猫も普段はもらっていないものだったので、気になってつい食べてしまったのではないでしょうか。
――ねこたくんは、普段こてつくん用にお供えされているおやつは食べたりはしないの?
普段は包装されたCIAOちゅ〜るを置いているので、あまり興味を示していません。しかし、たまにその部屋から現住猫の話し声(鳴き声)が聞こえるので、(先代猫と)話している可能性はあるな……と思っていました。
――ねこたくんとこてつくん、2匹は直接会ったことはない?
飼っていた時期は重なっていません。 先代猫が亡くなったタイミングで、現住猫が同じブリーダーさんのところで産まれているのと、柄が少し似ているところがあります。性格は全く違いますが、私の帰宅時に興味がなさそうに近寄ってくるところなど、たまにすごく似ている点があって、ハッとする時があります。
――「先代猫さんからのお裾分け」とのコメントも。この反響についてどう思った?
先代猫はすごく優しい猫だった上、子どもが好きだったので、多分、若者の粗相を笑いながら許しているんじゃないかと思います。
亡くなってから4年経ち、現住猫もいることで、先代猫の話をする場もあまりないので、こういう機会に色々な方が先代猫についてコメントを下さっていることがとても嬉しいです。
カメラを置いてみたが、マジで食べていた上、おかわりまで探してたな pic.twitter.com/fYZkOyNywF
— 概念のチワワ (@ptpt_mtt) August 15, 2024
普段はこてつくんのお供え物にあまり興味がないということだったが、今回は珍しいおやつに好奇心が止まらなくなってしまったのだろうか。
かわいいいたずらに思わず笑ってしまいつつも、そんなねこたくんを見守る、こてつくんの優しい視線を感じるような出来事だった。