来月の自民党総裁選に出馬しない意向を表明した岸田首相。 突然の発表に野党からは冷ややかな声も上がっている。
14日午前、岸田総理大臣は緊急記者会見を開き、来月行われる予定の自民党総裁選挙に出馬しないと明言した。
岸田文雄首相:政治とカネの問題など国民の政治不信を招く事態が相次いで生じました。所属議員が起こした重大な事態について組織の長として責任をとることに、いささかのちゅうちょもありません。
■日本維新の会の馬場代表は、「出馬を諦めるのは残念」とコメント

突然の表明に野党からは…
立憲民主党泉健太代表:党が危機になると、総理総裁を変えて、心機一転、過去を忘れてもらうと。そういう手法に国民はいつまでも私は引っかかっていてはいけないと。
また、日本維新の会の馬場代表は、先ほど大阪で取材に応じた。
日本維新の会 馬場伸幸代表:政治とお金の問題の中で、岸田総理と私が政党間で合意して、必ず国民のみなさん方に納得していただけるような改革をやりましょうと。まだ道半ばで、次の総裁選への出馬を諦めるのは私自身にとっても残念。
政治不信により、再出馬を断念した岸田総理。 次の総裁は誰になるのか。
■「政権交代するぐらいの野党の結束力が必要」とジャーナリストの鈴木哲夫さん

ジャーナリスト 鈴木哲夫さん:維新は、裏金問題で政権と組んで、改革はうまくいかなかった。非常に言葉を選んでる感じがしましたね。維新と立憲、国民民主と一緒にやれるのかどうかは置いときますが、政権に対して、まさに政権交代するぐらいの野党の結束力なり、勢いって必要だと思うので、馬場さんにはそのように思いを巡らせてほしいです。自民党にプレッシャーをかけてこそ、政治が良くなると私は思います。
(関西テレビ「newsランナー」 2024年8月14日放送)
この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。
ギャラリーページはこちら(5枚)