2023年の猛暑の影響やインバウンド需要などにより、全国的にコメ不足が深刻となっている中、新米の季節が到来した。新潟県柏崎市で県内トップを切って極早生品種・葉月みのりの稲刈りが始まった。2024年の出来は…
「去年は散々」猛暑やインバウンド需要でコメ不足に
新潟県柏崎市の田んぼに実った黄金色の稲。
大きな粒と強い香りや甘みが特長の極早生品種「葉月みのり」の稲刈りが始まった。
この記事の画像(5枚)生産者の三上雅さんは、「去年はどの農家も散々な思いだった。今年の収穫にかける思いはひとしおだったと思う。ひと言では中々言い表すことはできないが、やっとここまでたどりついた」と感慨深い表情を見せた。
記録的な猛暑が続いた2023年は、栄養不足によりコメが白く濁ったことで一等米比率は64.1%に。
猛暑に加えて、インバウンドの需要などで全国的にコメ不足が深刻化している中、ようやく迎えた新米の季節。
管理徹底で生育は順調!「品質に期待」
2023年の経験を受け、三上雅さんなど生産者は2024年、何度も田んぼに行き、稲の生育状況を見ながら水や肥料の管理を徹底したという。
三上雅さんは「今のところ順調に生育している。品質に期待している」と2024年の出来に自信をのぞかせる。
ただ、これから予想される猛暑で品質を落とさないよう警戒感を強めていた。
葉月みのりは8月20日から新潟県内のスーパーなどに並ぶ予定だ。
(NST新潟総合テレビ)
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