秋篠宮さまは、6月18日、東京・江東区の日本科学未来館を訪れ、「日本水大賞」の表彰式に出席されました。
この記事の画像(7枚)日本水大賞の名誉総裁を務める秋篠宮さまは、挨拶で次のように述べられました。
「私たちは、水から受ける恩恵に感謝し、安全で安心することができ、かつ健全な水循環系を礎とした国土と自然を、後世に引き継いでいかなければなりません。本賞が、そのひとつの契機となり、多くの人々がそれぞれの地域で水を守り、水について考える活動を実践していかれることを願っております」
今回、大賞に選ばれたのは東京都の玉川学園サンゴ研究部です。
中高生たちが研究者らの協力の下、学校でサンゴを育て沖縄の海に移植するなど、12年間にわたる活動が評価されました。
高校生が対象の「日本ストックホルム青少年水大賞」は、青森県立名久井農業高校が受賞。
水を細かいミストにすることで、通常より少ない水で作物を栽培する方法を開発しました。
式典後、受賞者と懇談した秋篠宮さまは、それぞれの活動について説明を受けられました。
秋篠宮さまは、かつて奄美大島でみたサンゴについて「やはり白化がずいぶん進んでいるなという印象があります」と話し、「実際にご覧になってどうですか?」と尋ねられました。
玉川学園の受賞者は、海水温上昇などが原因で起こるサンゴの白化について「石垣島は数年間台風が来なかったことなどが伴って温度が上がったままになり、一気にサンゴが白くなってしまったことがあります」と説明しました。
秋篠宮さまは熱心に質問し、水に関わる活動がさらに発展していくことを願っていらっしゃいました。
(「皇室ご一家」7月28日放送)