高校野球石川大会は25日、準決勝2試合が行われた。第一試合は3連覇を目指す星稜と初優勝を狙う金沢学院大学附属、第二試合は春夏出場を目指す日本航空石川と3年ぶりの甲子園出場を目指す小松大谷が対戦。いずれも引き締まった良いゲームとなった。

3連覇を目指すセンバツベスト4の星稜は投打がっちり
星稜は1回、先頭バッターがツーベースヒットで出塁すると4番、萩原の強烈な一振りで星稜が先制。その後1点を追加した星稜は7回、ノーアウト1塁3塁のチャンスで3番、キャプテンの芦硲!キャプテンの一打は2点タイムリーとなり、この回、星稜は一挙4点を追加した。投げてはエース佐宗、2年生の道本が金沢学院大学附属を0点に抑え、星稜が夏の大会、3年連続の決勝進出を決めた。
佐宗翼投手:
次も無失点で切り抜けられれば仲間がやってくれると思うのでそこは仲間を信じて投げればいいと思います。
芦硲晃太キャプテン:
最後の夏の大会なので全員で1球に対して気持ち入れて戦っていきたい。
被災地から春夏連続の出場目指す航空石川は小松大谷に屈す
第二試合は3年ぶりの優勝をめざす小松大谷と春夏連続の甲子園出場を目指す日本航空石川。小松大谷は4回、ノーアウト2塁、1塁のチャンスをつくり6番、嶋田が均衡を破る2点タイムリー。小松大谷はその後も1点を加え3点をリードした。航空石川は小松大谷の先発・竹本に8回まで0行進。このままでは終われない航空石川は9回。3番、4番の連打で1アウト3塁、1塁のチャンスを作る。5番、竹中のセカンドゴロの間に1点を返す。しかし反撃はここまで。小松大谷、2年ぶりの決勝進出です。
竹本陽投手:
「ナイスピッチ!」ってみんなが声掛けてくれて自信もって腕振れました。ピッチャーの仕事はスコアボードに0を付けることだと思うのでそこだけ意識してやっていきたい。
東野達キャプテン:
(次は)1番難しい戦いになるので、自分たちの粘りを見せていけたらな。

明治神宮大会を制し、センバツもベスト4の星稜か、2年前の決勝で星稜に3対4で敗れている小松大谷のリベンジなるか。決勝は27日午前10時から石川県立野球場で行われる。
(石川テレビ)