「ピーマン」は、宮崎県が全国2位の生産量を誇る野菜だ。一方で、子どもの苦手な野菜ランキングでは常に上位に入る野菜でもある。しかし、ピーマンと卵黄を組み合わせると、子どもたちに大好評!どんな味になったのか?
ピーマンはビタミンCやビタミンKなど栄養が豊富な野菜だが、一方で独特の苦味や青臭さがあり、子どもの苦手な野菜で必ず名前があがるほどだ。
そんな中、2024年3月、大手食品メーカーのキユーピーが「卵黄がピーマンの苦味を抑制する」という研究結果を発表した。
「卵黄」で苦味を感じにくく
人の舌には甘味、うま味、酸味、塩味、そして苦味を感知する受容体があり、感知した情報が脳に伝達されることで人は味を認識する。
キユーピーによると、苦味を感知する受容体にピーマンの苦味成分と卵黄タンパク質を混ぜたものを投与したところ、受容体の感度が約30%下がったということだ。
この記事の画像(5枚)つまりピーマンは卵黄と一緒に食べると苦味を感じにくくなる。
宮崎市のパッセアターブルのシェフで料理教室も開催している秋本真由子さんに、ピーマンの苦味を抑制する料理レシピを教えてもらった。
Q.きょう教えてもらう料理は?
秋本真由子さん:
ピーマンと夏野菜のエッグコット!すごく簡単!
材料はピーマンとタマネギ、トマト、ベーコン、そして卵などを使う。
まず、ピーマンを半分に切って種を抜き、5ミリほどにスライスする。タマネギは薄切り、トマトは1センチの角切り、ベーコンは1センチほどにカットする。フライパンで材料を炒め、塩コショウで味を整える。耐熱容器に詰めたら中央を少しくぼませ卵を入れる。180度に温めたオーブンで約10分焼いたら完成♪
本当にあっという間に出来上がった。
秋本さんは、「トロッとした黄身にピーマンを絡めて食べるとすごく美味しい。ピーマンが苦手な子どももきっと喜んでくれると思うのでぜひ作ってみてほしい!」と太鼓判を押す。
ということで、宮崎市のヒラソル保育園の子どもたちに、秋本さんがオススメするピーマン料理を試食してもらった。「美味しい!」という子どもたちばかりだ。
なんとピーマンが苦手だという子どもたちも、全員完食した!
おかわりの列ができるほどの人気だった。
「ピーマンと夏野菜のココット」レシピも簡単で、手早く出来上がるため、ぜひご家庭で試してみては。
(テレビ宮崎)