近年、自分の印象をより良く見せる色が分かる「パーソナルカラー」診断などが流行しているが、顔などの外見と実際の印象はどう結びついているのか。

「日本一の文献オタク」と呼ばれるサイエンスジャーナリスト・鈴木祐氏の著書『最強のコミュ力のつくりかた』から一部抜粋・再編集して紹介する。

ルックスが良い人の言葉は信用が高い

コミュニケーションについて抱きやすい勘違いのひとつが「ルックスの重視」です。

コミュニケーションをうまく取るためには、顔の作りやファッションなどの外見的な要素にこだわり、自分の魅力を高めねばならない。そんな思い込みのことです。

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そう言われて、すぐ納得する人は少ないかもしれません。

見た目がよい人物が周囲から好かれやすいのは間違いなく、そのおかげで話を聞いてもらえる確率も上がるでしょう。

それならば、見た目の改善にリソースを投じるのは当然のように思えます。