環境省による「マイクオフ問題」を受け、立憲民主党の国会議員らが、熊本県水俣市で水俣病被害者団体と面会し、議員立法による新たな救済法案を今国会に提示する方針を示した。
立憲議員9人が被害者団体と意見交換
この問題は5月1日、水俣市で開かれた伊藤環境相と水俣病被害者団体との懇談の席で、環境省の職員が発言時間の「3分」を超えた団体側のマイクをオフにして発言を制止したものだ。
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5月20日は立憲民主党の国会議員9人が水俣市を訪問し、懇談に出席した8つの団体と意見交換を行った。
この中で、団体側は現在も裁判を続けている被害者を救済する議員立法による新たな救済策などを要望した。
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立憲民主党・近藤昭一衆議院議員:
現行法では(水俣病は)解決できない問題だとの認識を持っている
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立憲民主党の環境部門トップで元環境副大臣の近藤昭一衆議院議員は、記者団に対しこのように述べた上で、水俣病問題の全面解決に向けた議員立法による新たな救済法案を今国会の会期中に提示する方針を示し、法案成立に向け与党にも働きかけていくとした。
(テレビ熊本)