熊本・宇城市に果樹園が手掛けるフルーツパーラーがオープンし、果物たっぷりのスイーツを販売する。
「また食べたい」と“恋する果物”
熊本・宇城市不知火町でミカンの一種の「不知火」や種なし巨峰などの果物を育てる、御舩果樹園の御舩一真さん夫妻は、4月27日から果物を使ったスイーツの販売を始めている。

「若者を中心に高価なイメージがついて果物離れが進んでいる」と話す御舩さんは、「また食べたい」と恋をしてもらえるような果物を目指したいと“恋する果物”をテーマに掲げている。

応援してくれる人を増やしたいとクラウドファンディングを始めると、1カ月で目標金額の100万円を達成した。
果樹農家だから提供できるスイーツ
御舩果樹園の「恋するフルーツパーラー」の場所は宇城市から上天草市に向かう八代海沿岸の国道266号線沿いで、構想から計約1年かけて念願の店舗を開くことになった。

販売するスムージーには凍らせた果肉を使い、果物本来の味を最大限に生かすアイデアだ。
また、見た目だけで規格外になってしまう果物も活用するという。

約4玉分の「不知火」をふんだんに使ったスムージーはまるでパフェのよう、爽やかな酸味と甘みのバランスがちょうどよく、大きな果肉がたくさん乗っていて、ぜいたくを感じさせる。
御舩さん「果物でおなかいっぱいに」
御舩一真さん:なかなか果物でおなかいっぱいにはなれない(イメージ)だと思うので、そこを農家なりに果物でおなかいっぱいになってもらえるようなものを提供できたらなと思っています

店内でも果物を販売するほか、季節に応じた果物を使ったソフトクリームも提供する予定だ。
(テレビ熊本)