まもなく桜が満開を迎える山形県の庄内地方。2つの高校が統合し、中高一貫校として開校した鶴岡市の「致道館中学校・高校」で入学式が行われた。

校長祝辞「一歩一歩が致道館の歴史」

校舎内に咲いた満開間近の桜が晴れ渡った空に映え、新入生と学校の新たな門出を祝った。鶴岡市の致道館中学校・高校では4月10日、中学と高校の新入生約360人が参加して入学式が行われた。

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「致道館中学校・高校」は、鶴岡市の鶴岡南と北の2つの高校が統合してこの春に開校したもので、県内の中高一貫校としては2016年に開校した東桜学館中学校・高校に続き2校目だ。

式では、遠田達浩校長が「皆さんが歩んでいく一歩一歩が致道館の歴史です」と祝辞を述べると、新入生代表の池田悠真さんが決意の言葉を述べた。

致道館中学校 新入生代表・池田悠真さん:
致道館中学校は、いろいろな地域から通う人がいる庄内唯一の中学校。奇跡のようなこの出会いを大切にしていきたいと強く思う。

また、鶴岡南高校の卒業生で、直木賞作家の佐藤賢一さんが作詞した新しい校歌も披露された。

なお卓乎として 自ずから立ち 学びをもって道を致す ああ致道館 我が学舎

致道館高校 生徒会長・齋藤遼平さん(鶴岡南出身):
1人ひとりが自分の才能を伸ばし、仲良く協調性のある学校にしたい。

伝統校に新たな歴史の1ページを刻む入学式となった。

(さくらんぼテレビ)

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