JR東日本新潟支社は4月8日、新潟駅を午前8時22分に出発した下りの特急列車いなほ1号が本来停車する予定の中条駅を約500m行き過ぎて緊急停車したと発表した。原因は運転士の失念だったという。
停車駅を通過… 降車できなかった客も
8日午前8時53分ごろ、下りの特急列車いなほ1号が、中条駅に停車する予定だったところ、ホームから約500m行き過ぎたところで緊急停車した。
この記事の画像(4枚)列車は踏切があったため、中条駅にはバックできないことから、次の特急の停車駅である坂町駅に向かったという。
JR東日本新潟支社によると、中条駅から乗車する予定の客はいなかった一方で、6人が降車する予定だった。
JRは降車予定の6人について、坂町駅で降車後、上りの普通列車で戻るよう対応をとったものの、中には自身の手段で目的地に向かった人もいたという。
この影響で列車に23分の遅れが発生した。
原因は運転士の失念 車掌も気づくも…
JRは原因について、運転士が一時的に停車駅であることを失念したためとしている。
また、列車内にいた車掌も中条駅が通過したことに気づき、緊急停車ボタンを押したという。
JR東日本新潟支社は「ご利用のお客さまに大変ご迷惑をおかけいたしました。今後、このような事象を発生させないよう指導を徹底してまいります」とコメントしている。
(NST新潟総合テレビ)