JR東日本新潟支社は4月8日、新潟駅を午前8時22分に出発した下りの特急列車いなほ1号が本来停車する予定の中条駅を約500m行き過ぎて緊急停車したと発表した。原因は運転士の失念だったという。
停車駅を通過… 降車できなかった客も
8日午前8時53分ごろ、下りの特急列車いなほ1号が、中条駅に停車する予定だったところ、ホームから約500m行き過ぎたところで緊急停車した。
![資料:特急いなほ](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/7/3/700mw/img_734ecacfe196789264025cfaf9dc1aff225254.jpg)
列車は踏切があったため、中条駅にはバックできないことから、次の特急の停車駅である坂町駅に向かったという。
JR東日本新潟支社によると、中条駅から乗車する予定の客はいなかった一方で、6人が降車する予定だった。
JRは降車予定の6人について、坂町駅で降車後、上りの普通列車で戻るよう対応をとったものの、中には自身の手段で目的地に向かった人もいたという。
![緊急停車した特急いなほの車内(視聴者提供)](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/a/1/700mw/img_a1e750ead3b503d7280ea46e768c194c186786.jpg)
この影響で列車に23分の遅れが発生した。
原因は運転士の失念 車掌も気づくも…
JRは原因について、運転士が一時的に停車駅であることを失念したためとしている。
また、列車内にいた車掌も中条駅が通過したことに気づき、緊急停車ボタンを押したという。
![JR東日本新潟支社](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/4/2/700mw/img_4257dc2a05377273beac30c90c8a9f26496952.jpg)
JR東日本新潟支社は「ご利用のお客さまに大変ご迷惑をおかけいたしました。今後、このような事象を発生させないよう指導を徹底してまいります」とコメントしている。
(NST新潟総合テレビ)