ペットも薬膳の時代に。中国の伝統医学「中医学」の考えに基づいた食事「薬膳」をアレンジした、ペットも家族も食べられる食事が密かなブームになっている。どのようなレシピなのか教わった。
食事によって体を整える「薬膳」
ペットも家族の一員。それなら食事も同じものが食べられたら―。

岡山市北区の薬膳サロン「サロン・ド・フローラ」では、国際中医師の資格を持つ国際中医薬膳師の岩田桜子さんが教える、ペットのための薬膳料理が人気だ。

「薬膳」とは、中国の伝統医学に基づき体質に合った食事で健康を管理するもので、岩田さんは家族とペットが一緒に食べられる薬膳を考案した。
3月に行われたイベントも盛況で、ペットの健康維持の注目の高さがうかがえる。

岩田桜子さん:
健康を気にする人が多い。“家族みんなで健康で元気に過ごそう”というコンセプトで考えた
ペットも食べられる薬膳料理の作り方
中医学の陰陽論にのっとり野菜を重ねていく“重煮”で作っていく。

(1)まずは、下にトマトを入れる
(2)次に、パプリカを入れる。今回は春先のため、元気が出る色に。
(3)最後に、ニンジンを入れる。
ポイントは、野菜は火が通りやすいような切り方にし、同量いれる。

鍋を2つに分けられる場合は、家族用に塩を小さじ1杯程度入れ、弱火でじっくり火を通し、野菜のうまみを引き出せば完成。

完成した重煮は、おかずにスープにとアレンジも簡単で、一度作れば食事の品数が広がる。
家族とペット、同じ食事で元気に過ごせる薬膳レシピ。毎日の食事に取り入れてみるのもいいかもしれない。
(岡山放送)
この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。
ギャラリーページはこちら(8枚)