岡山を代表する観光スポットに新たな移動手段が導入されました。倉敷美観地区の旅館で、館内や歩道などを走れる近距離モビリティーの貸し出しがスタートしました。
倉敷美観地区の「旅館くらしき」で始まったのは、免許不要で操作できる1人乗りの近距離モビリティー「WHILL(ウィル)」の貸し出しサービスです。
(森下花音アナウンサー)
「こちらがその近距離モビリティーです。免許やヘルメットは不要で、料金も無料。旅館の館内や美観地区で使うことができます。実際に動かしてみると、でこぼこした道でもスムーズで、レバー一つで操作がシンプル。簡単」
機種は、5センチほどの段差を乗り越えられ、小回りも利くプレミアムモデルです。倉敷川にかかる「中橋」は渡れませんが、時速6キロ以下で美観地区内を回ることができます。
WHILLの貸し出しサービスはこれまで全国の100を超える施設で展開されていて今回、岡山県では初めての導入です。
(WHILL日本事業本部 新免那月さん)
「(美観地区との相性は)抜群だと思う。デザイン性も高いので、写真もたくさん撮りながら美観地区を楽しんでもらえるのでは」
(旅館くらしき 三和敬之支配人)
「高齢者や足が不自由な人でなくても、(美観地区を)歩くのに疲れる客が多い。「使ってみたい」などの要望でもいいので、ぜひ利用して美観地区の観光を良い思い出にしてもらえたら」
「旅館くらしき」で始まったWHILLの貸し出しサービスは、電話で事前予約をするか当日でも空きがあれば無料で利用することができます。