サムスンが、最新AIスマートフォン「Galaxy S24」を日本で発売する。
最先端AI(人工知能)を搭載し、画像検索やリアルタイム通訳など、革新的な機能を提供。
専門家は、直感的に望む操作を実行できるAI機能が、スマートフォンの使用体験を大きく変革すると指摘している。
最先端AIスマホが日本デビュー
サムスンの最先端AIスマートフォンが日本上陸。

韓国のサムスン電子は3日、最新のスマートフォン「Galaxy S24」を4月11日に日本で発売すると発表した。

「Galaxy S24」には、サムスンの最先端のAI人工知能が搭載されているという。

高橋怜央奈記者:
こちらのスマートフォンに写っている犬の画像、指で囲むだけで検索をかけることができます。

また、異なる言語で通話やチャットをするときに、AIがリアルタイムで通訳・翻訳することもできる。

サムスンは「生産性の向上やコミュニケーションの壁を打ち破るために、アシストをしてくれる未来のモバイルデバイス」としている。
縮小傾向の市場が回復なるか
「Live News α」では、暮らしを変えるテクノロジーにくわしいIoT NEWS代表・小泉耕二さんに話を聞いた。
堤礼実キャスター:
── スマートフォンの便利さを加速させる生成AIの活用、どうご覧になりますか?

IoT NEWS代表・小泉耕二さん:
今回、「スマホに生成AIの機能が搭載されたらどうなるか」という世界観が、多くの人にわかりやすく提示されたことになると思います。
例えば、生成AIが得意とする文字起こしや要約、メッセンジャーのテキスト翻訳といった機能、SNSやウェブなどで表示されるテキストや画像に手で丸をつけると、AIがその部分の文字や物体を認識して、検索してくれる機能がついたりしています。
さらに、撮影した動画をスローモーションにした場合に、必要なコマを生成して足してくれるなど、映像の編集機能も向上しています。
堤キャスター:
── 私たちユーザーはもちろん、競合他社にも大きなインパクトを与えそうですね?
IoT NEWS代表・小泉耕二さん:
IDCの調査によると、2023年のスマートフォン出荷台数はアップルが1位となり、サムスンは2位でした。今回の発表で、サムスンとしては機能的に大きくリードした形となります。
一方、AIの分野で後れをとっているアップルも、6月の年次イベントで、何らかAI搭載に関する発表があるのではないかという期待があります。
今回のGalaxy S24の登場で、縮小傾向のスマホ市場が拡大に転じるのか気になるところです。
直感操作で未来へのデバイスへ
堤キャスター:
── これからスマートフォンでできることが、さらに広がっていきそうですね?

IoT NEWS代表・小泉耕二さん:
コモディティ化しているスマートフォンにおいて、AIと生成AIの搭載は、新しい体験をもたらします。
例えば、スマートフォンで写真や動画を日常的に撮影してSNSに投稿している人にとっては、写真の被写体の場所を切り取って移動させたり、映っていないところをうまく生成するといった「後編集」の機能は、うれしい変化なはずです。
さらに、音声で旅行先を伝えるだけで、AIが人の代わりにチケットを取ってくれるといった、エージェント機能もどんどん開発が進んでいます。
AIの登場により、検索や編集の技術を学ぶ必要がなくなり、より直感的にやりたいことができるようになる。この流れは止まることなく、さらに進化するはず。
少し未来のスマートフォンでは、アプリという概念すらなくなり、さらに直感的になり、優秀なエージェントへと進化していくでしょう。
堤キャスター:
生成AIの活用によって、便利さが増すなど、ワクワクするような期待がある一方、言葉を介しての、人と人とのやりとりから生まれる温もりも大切にしたいと思います。
(「Live News α」4月3日放送分より)