3月7日、新潟県湯沢町でバックカントリースノーボードをしていた川崎市の男性が一時遭難した。男性は8日朝、県警ヘリによって救助された。救出の一部始終を県警航空隊のカメラが捉えていた。
川崎市の男性が一時遭難…救出の一部始終
航空隊の隊員が降下する中…雪山でスノーボードにしがみついて立つ1人の男性。
航空隊の隊員：
新潟県警察です。おケガないですね。これからヘリで上がるので、スノーボードとストックとナップサックは一緒に持って上がります
航空隊の隊員：
ストックもう少し短くできますか?
男性：
凍っちゃってできないです
救助されたのは、川崎市に住む会社員の男性(48)だ。
航空隊の隊員：
寒くなかったですか?道に迷っちゃったんですか?
憔悴した様子を見せる男性に優しく言葉をかける救助隊。
1人でバックカントリーするも…｢道に迷った｣
男性は3月5日に湯沢町を訪れ、1人でバックカントリースノーボードをしていたが、7日午後7時ごろ、男性から家族に｢道に迷って遭難した｣などと連絡があったことから家族が警察に届け出た。
地上部隊は8日朝7時ごろから男性を捜索。県警ヘリが午前8時半前に手を振って救助を求めている男性を見つけた。
警察によると、男性はバックカントリー用の装備をしていて、GPSを持っていたため場所が特定できたという。
航空隊の隊員：
もう上がりますからね、安心してください
救助された男性にケガはなかった。
県内25人が遭難 3人が死亡
県内では2024年、2月末現在でバックカントリーなどにより25人が遭難し、このうち3人が死亡。4人がケガをしている。
警察はバックカントリーをする際は装備を整えるほか、登山届を提出するよう呼びかけている。
(NST新潟総合テレビ)
