香川県が新しいフルマラソンの大会を計画していることが明らかになった。2年後の開催を目指しているこの大会。検討されているコースや、県民の声を取材した。
「かがわマラソン」まちの人は好意的
香川県は、スポーツ振興などを目的として、県内初となる日本陸上競技連盟公認のフルマラソン大会、「かがわマラソン」の開催を計画している。

まちの人は「人が来るのはいいと思う。開催してもいい。お父さんが出ると言っていた」「盛り上がるのだったらいいと思う」「岡山も高知もしているし、香川もやっていいのでは。規模的にもちょうど、すごくいいと思いますね、大賛成です」と開催に向けて好意的だ。
1万人規模で2026年の春頃の実施を目指していて、2025年度から本格的に準備を始める予定。
ランナーが走りやすいコースに
開催が計画されているかがわマラソンでは、2025年3月に完成予定の県立アリーナがスタート地点の候補に上がっている。

関係者によると「かがわマラソン」では、高松市サンポート地区に完成する県立アリーナをスタートしたあと、綾川町や丸亀市を経由して坂出市でフィニッシュするコースが検討されているという。

香川県の池田豊人知事は複数の市や町をまたぐことで、交流人口の拡大や地域活性化につなげたい考え。
大会の開催に向けては2025年度の上期に基本計画をまとめ、下期により具体的な実施計画を作成するとしている。

香川県・池田豊人知事:
ランナーが非常に走りやすいコースになるように考えたい。沿道で応援してもらうことで、一体感や盛り上がりにも影響する。人が出てきやすいということを次のポイントにしてやっていきたい。
ランナーに「かがわ」を選んでもらうために
一方で、日本では近年のマラソンブームに伴い、すでに全国各地でフルマラソン大会が開催されている。

「かがわマラソン」がいかにしてランナーから選ばれる大会になるかは今後の課題と言えそうだ。
(岡山放送)