スーパーマーケット「イオン」を展開するイオンリテール北陸信越カンパニーが、新潟県三条市上須頃地区に新たなショッピングセンター「イオン三条上須頃(仮称)」の建設を計画していることがわかった。開業は2025年夏以降を予定しているという。

三条市に3店舗目のイオン建設へ

「イオン三条上須頃(仮称)」は4棟からなり、そのうち1棟はイオンの直営とし、食品や衛生用品・生活雑貨を取り扱う。

残り3棟は大型専門店やテナント入居を検討しているという。

「イオン三条上須頃(仮称)」内観イメージ
「イオン三条上須頃(仮称)」内観イメージ
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敷地面積は約4万5000平方メートル、店舗面積は4棟で計約2万200平方メートルの見通しだ。

県央基幹病院に隣接

また、「イオン三条上須頃(仮称)」は2024年3月に開院した済生会新潟県央基幹病院に隣接する形で建設。

済生会新潟県央基幹病院
済生会新潟県央基幹病院

周辺には、三条市立大や三条看護医療・歯科衛生専門学校もあるため、学生や来院者の憩いの場として親しまれる空間づくりを目指す。

地域のコミュニティスペースに

モール内には、テーブルやイスが並べられたコミュニティスペースを設け、従来のイオンのイートインスペースとは違った雰囲気をつくる方針だ。

三条市・燕市には、すでに映画館やスポーツクラブを備えた「イオン県央店」と24時間営業の食品スーパーが入った「イオン三条店」があるが、「イオン三条上須頃(仮称)」は地域のコミュニティスペースとして2店舗とは違った役割を担う場所を目指すという。

イオンリテール北陸信越カンパニーの山城篤司広報グループマネージャーは既存の2店舗の閉業は考えておらず、「地域に根ざした3体制で、それぞれの特色を生かして補い合いながら県央エリアの生活圏を築きたい」と話す。

入居するテナントは今後決定していく方針で、新病院設立に伴う人流増加でショッピングモールの需要の高まりが期待される。

(NST新潟総合テレビ)

NST新潟総合テレビ
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