天皇皇后両陛下と長女の愛子さまは、2月16日、東京都美術館で開催された「国風盆栽展」を鑑賞されました。

第98回 国風盆栽展・後期(東京・台東区)
第98回 国風盆栽展・後期(東京・台東区)
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昭和9(1934)年に始まった国内で最古の公募展には、会期中290点が展示されました。

最高賞の「国風賞」に選ばれたのは、樹齢約400年、ヒノキ科の木「真柏(しんぱく)」の盆栽。

国風賞に選ばれた永田公一さんの「真柏」
国風賞に選ばれた永田公一さんの「真柏」

陛下は「国風賞に選ばれた審査のポイントは?」と尋ね、力強くねじれた幹を興味深く眺められていました。また、白い部分が枯れているという説明に、ご一家は身を乗り出して熱心に鑑賞し、枝ぶりなどを確かめ、手入れの方法などについて質問を重ねられていました。

中学時代から盆栽好きで、友人から「じい」というあだ名を付けられていた陛下は、この盆栽展に度々足を運ばれ、今回で7回目になります。

平成5(1993)年2月 陛下は初めて国風盆栽展へ
平成5(1993)年2月 陛下は初めて国風盆栽展へ

平成18(2006)年には、皇后さまと一緒にご鑑賞。この時、皇后さまは梅の盆栽に興味を示されたご様子でした。今回、18年ぶりに足を運んだ皇后さまは、「これは花が咲きそうですね」などと1点1点丁寧にご覧になっていらっしゃいました。

平成18(2006)年2月 雅子さま初めて盆栽展の会場へ
平成18(2006)年2月 雅子さま初めて盆栽展の会場へ

両陛下の共通の趣味ともいえる盆栽。2023年2月、陛下の誕生日に際し公開された映像では、結婚30年の節目に当たり、宮内庁の庭園課が育てた樹齢約30年の「サンシュユ」の盆栽を両陛下がご覧になっています。陛下は、その実が漢方薬になることを説明されると、皇后さまは小さな黄色い花に目をとめ「愛らしい」と感心されたということです。

令和5(2023)年2月 サンシュユの盆栽をご覧になる両陛下
令和5(2023)年2月 サンシュユの盆栽をご覧になる両陛下

盆栽展が初めての愛子さまは「このようなたくさんの盆栽を見るのは初めてでございます。楽しみにしてまいりました」と話し、盆栽を見比べながら、「植え替えのときに枯れてしまうことはないのですか?」「何年くらいかかるのですか?」などと熱心に質問されていました。

初めてご家族3人で盆栽展を訪れ、枝や幹が曲がったり、一部が枯れても生き続ける、盆栽の生命力に感心されたご様子の天皇ご一家です。
(「皇室ご一家」2月25日放送)