山形・鶴岡市にある寺の本堂で、“豆にあたると厄が落ちる”と言われる恒例の「厄除け豆まき」が行われた。約400kgの福豆を10分ほどでまき終える豪快さで知られていて、本堂の中は熱気であふれた。

妙定寺の名物行事「厄除け豆まき」

2月15日から打って変わり、雪が舞う2月らしい寒さの中、僧侶たちは豆をまく前に水で体を清めた。

水で体を清める僧侶たち
水で体を清める僧侶たち
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鶴岡市加茂にある日蓮宗・妙定寺では、日蓮聖人が生まれた2月16日に豆まきをするのが習わしとなっていて、16日は約70人の檀家や信徒が集まった。

用意された福豆は約400kgで、祈祷を終えた豆を、僧侶たちが五升ますを抱えて豪快にまいていく。

かつて日蓮聖人が佐渡に流された際、人々を苦しめていた悪蛇を、石を投げて退治した故事に由来する行事で、豆が当たると厄が落ちるとされている。

豆が当たると厄が落ちるといわれている
豆が当たると厄が落ちるといわれている

16日は豆のほかに、もちやお菓子などもまかれ、信徒たちが必死にかき集める中、約10分ですべてまき終えた。

初めて参加した人:
びっくりした。友達と一緒に食べます。娘にも持っていく

参加した家族:
家族全員が今年一年健康で過ごせるよう願って豆をもらった
(Q:赤ちゃんご利益ありそうですね)
間違いないですね

外は真冬の寒さだったが、本堂の中は熱気であふれた冬の一日となった。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
さくらんぼテレビ

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