バスケットボール女子日本代表に決まった馬瓜ステファニー選手(25、モビスター・エストゥディアンテス) が、8日に開幕するパリ五輪世界最終予選を直前に控えた7日、オンラインで取材に応じ、姉・エブリンとの代表への初の“姉妹初共演”に「二人ですごく嬉しいと話している」と語った。
「真面目な話はしていないが(笑)一緒ですごく嬉しい」 毎日1対1で練習も
馬瓜ステファニーはスペインのリーグに所属しており、直前合宿から代表チームに合流。同じく代表に選ばれた姉・エブリン(28、デンソーアイリス )とは「そんなに真面目な話はしていないが」と笑顔で話しつつ、

「二人同時に代表として出場するのは今回が初めて。自分が3x3代表をやってたり、エブリンが(日本代表に)いなかったり、一緒にやることがなかったが、今回初めて一緒にできるのはすごく嬉しいね、と二人で話している」と明かした。

さらに、「OQT(五輪世界最終予選)の厳しさは自分もエブリンもわかっているつもりなので、もちろんここにみんなと来て嬉しいというのもあるが、日本のためにしっかり五輪への切符を勝ち取るのが一番のここにいる理由」と五輪出場権獲得への決意を表現。
「(エブリンと)二人で切磋琢磨しながら毎日1対1(の練習)とかしながら頑張ってます!」と笑顔で語った。
スペインで活躍中の馬瓜ステファニー「海外選手の気迫に慣れている」
また、自身はスペインのリーグでプレーしているが、8日に挑む初戦の相手はスペイン。

スペインでの経験に関して馬瓜ステファニーは、「海外選手の気持ちの強さ、アタックしてくる時の気迫に対して普段から慣れているのは大きい。相手のビッグマンに対してどれだけアタックできるのかが一つ自分の仕事だと思っているし、外からのシュートが多い中で、どれだけ自分がペイントアタック(リング下の長方形のゾーンに攻め込むこと)だったりとか、2ポイントシュートの部分で貢献できるかが大事だと思っている」と、チームの中で自身が果たすべき役割を語った。
主将・林「プレッシャーで相手を慌てさせる」 恩塚監督「体よく動いている」
また、キャプテンの林咲希(28、富士通レッドウェーブ)も取材に応じ、世界ランキング4位のスペイン(日本は9位)に勝利するためのポイントについて、「(スペインは)技術も高く、センターも背が高く、ゴリゴリでプレーしてくるチームという印象。自分たちがディフェンスのプレッシャーをしっかりかけながら、相手を慌てさせるのが一番大事だと思っている」と語った。

また、恩塚亨代表監督は東欧での直前合宿を終えてのチーム全体の手応えについて、「コンディションは、(練習で)ゲームを重ねていく中で出来上がっているように見えている。体がよく動いているし、林キャプテン筆頭にすごくいい雰囲気で活動できていると思う」と語り、順調な仕上がりとの認識を示した。

いよいよ決戦へ。日本代表は8日(日本時間9日未明)、強豪・スペインとの初戦に挑む。