お笑い芸人のエスパー伊東さんが、1月16日、入院先の病院で亡くなったことを所属事務所社長でタレントのビトタケシさんが明かしました。63歳でした。
カバン芸など全身を使ったパフォーマンスで人気
ボストンバッグに全身を入れるカバン芸などで、人気を博した伊東さん。
この記事の画像(13枚)MC「エスパー伊東の登場だー!!」
他にも、「ゴム手袋風船割り」や…、
「ぐるぐるばっと」「逆立ちロングストロー」など、様々な芸を披露し、結婚式などにゲストとして出演する営業タレントとしても引っ張りだこでした。
しかし2018年…
2018年に股関節の病気を理由に休業
伊東さんは2018年に股関節の病気を理由に休業することを発表。右変形性股関節症を患い「歩くのが非常に困難」だと明かしました。
エスパー伊東さん(当時57歳):
引退じゃなく休業です。一時的な。
所属事務所社長 ビトタケシさん:
パフォーマンスできなくなったのはここ1年ぐらいですかね。
エスパー伊東さん(当時57歳):
1年前は大丈夫でした。自然に転んじゃうんです。ただ座っているだけで転んで頭を打つんです。
しかし、また舞台に立ちたいという思いも持っていた伊東さん。
エスパー伊東さん(当時57歳):
エスパー伊東は股関節の手術をして、元気になって皆さまの前に戻ってきます。見ていてください!せーのMAXエスパワー!はい~。
しかし、翌2019年に伊東さんは脳梗塞を発症。
この時の様子を所属事務所社長・ビトタケシさんはこう語っていました。
所属事務所社長 ビトタケシさん:
やっぱりしゃべり方がろれつが回ってない感じでおかしいなって感じでしたね。
発見が早かったため、投薬治療で後遺症も残らずにすんだといいます。
その後は関節のリハビリを行っていたという伊東さん。フジテレビの番組にコメントを寄せてくれました。
エスパー伊東さん:
エスパー伊東は元気ですよ。はい~。
所属事務所社長 ビトタケシさん:
上半身の芸はやりたいって言ってますね。鼻風船とかスプーン曲げとか上半身でできるものはやっていきたいと、「まだある」と言ってましたね。「まだ俺には芸がある」と言ってました。
伊東さんは闘病しながら、芸能界復帰を目指していたといいます。
しかし、ビトさんによれば、コロナ以前はリハビリの効果も出ていたそうですが、コロナ禍で面会も制限されリハビリも思うように行かなくなり、病状も徐々に悪化していったといいます。
全身を使ったパフォーマンスで多くのファンを沸かせたエスパー伊東さん。
数々の笑いを残し旅立ちました。
(1月17日 めざまし8放送)