NTTドコモは16日、最先端技術を公開するイベント「docomo Open House’24」を、17日からの一般公開に先駆けて報道陣に公開した。
このうち、NTTドコモが開発した「人間拡張基盤」と、味覚を再現する技術を組み合わせた、味覚を共有する技術は初公開となった。
相手の味覚に合わせた味覚共有技術は世界初で、料理の味の分析と、人それぞれで異なる味の感じ方をかけあわせ、味の基本となる五味(甘味、酸味、塩味、苦味、うま味)を特殊な液体で再現するもの。
今回は「母親が作ったトマトスープを子供が食べたときに感じる味」を再現した。
大人と子供の味覚の差が体感できるもので、食べてみると酸味を強く感じた。
NTTドコモは、言葉で伝えられない五感のコミュニケーション手段の拡張を目指していて、将来は映画やアニメに登場する料理の味の体験などへの活用を目指すとしている。