夏休みに使うおカネ…男性で大幅ダウン

夏休みを前にした7月21日、「夏に関するアンケート調査」を明治安田生命保険が発表した。
それによると、2020年の夏休みに使う金額の平均額は6万5157円で、2019年の6万8071円から2914円減少。
2006年の調査開始以来、最低額を記録した。

男女別にみると、女性は6万3275円と2019年とほぼ変わらなかったのに対して、男性は6万7039円と2019年から5806円減少し、初めて6万円台となった。

明治安田総合研究所 小玉祐一チーフエコノミスト:
緊急事態宣言下で活動自粛を余儀なくされた企業を中心に、多くの企業が夏のボーナスの減額を実施しており、予想された結果といえます。
男女別にみると、男性が昨年から5806円の大幅減となったのに対し、女性はほとんど減っていません。
昨年度は女性の落ち込み幅が大きかったですが、家計の切り詰めが限界に達した主婦が夫の小遣いを減らす予定にしていることが、こうした結果に繋がっているのかもしれません。

明治安田総合研究所 小玉祐一チーフエコノミスト

では、2020年の夏のボーナスはどうだったのか?
日本生命保険が7月3日に発表したアンケート調査によると、夏のボーナスの平均支給額は約55.4万円で、2019年から約5.6万円減少
ボーナスが「減った」と答えた人の割合は30.1%で、2019年の14.3%から倍増した。

業種別にボーナスが減った人の割合を見ると、「製造業」が42.2%と最多で、次に「生活関連サービス業・娯楽業」が40.0%、「金融業・保険業」が34.4%と続いた。

2020年 夏休みを表す漢字は…

厳しい数字が並ぶ中、今回の明治安田生命のアンケート調査では、「今年の夏休みを表す漢字」の項目が新たに加わった。
トップ3は…、1位『耐』、2位『静』、3位『忍』。
2020年の夏休みは感染拡大防止のため、『静』かに『耐』え『忍』ぶことが必要、と考える人が多い結果となった。
この他、自宅でゆっくり過ごすことから4位に『家』、予定が決められないことから5位に『未』など、2020年の夏休みの過ごし方を表す漢字が並んだ。

これを裏付けるように「今年の夏休みの過ごし方」についての回答は、「自宅でゆっくり」が60.6%(対前年+4.4ポイント)を占めトップ。
次に「未定」15.5%(前年項目なし)、「帰省」8.5%(対前年-6.1ポイント)、「国内旅行」7.1%(対前年-6.3ポイント)、「アウトドア」3.8%(対前年-0.3ポイント)と続き、移動を伴う過ごし方は2019年から軒並み減少した。

子どもの財布にも影響が

そして、思わぬ影響を受けたのが、お盆期間などに子供がもらうお小遣い「お盆玉」だ。
専用のポチ袋が一斉に販売されるなど新しい習慣として徐々に浸透しつつあるが、2020年はお盆玉を「渡す予定がある」と回答した人の割合は6.4%と、2019年の12.2%に比べて約半数に減少した。
感染拡大の影響により帰省の中止を決める人が多い中、子供たちにとってもお小遣いがもらえないという寂しい結果につながってしまった。

アンケート調査から見える2020年の夏の厳しい現実。
大人にとっても子供にとっても思い通りの夏休みとはいかない「我慢の夏」となりそうだ。

(フジテレビ報道局経済部 土門健太郎記者)