「頂き女子りりちゃん」を名乗り、男性から現金1億円以上を騙し取った罪などに問われている女。15日に初めて取材に応じた際には明るい様子を見せていたが、18日の2度目の取材では、態度が一変した。
渡邊真衣被告(25)は、恋愛感情を利用して「おぢ」と呼ぶ男性らから1億円以上の金をだましとった罪に問われている。
18日、愛知県春日井市の留置施設で2度目の取材に応じた。
メガネとマスク姿で面会室に現れた渡邊被告は、陽気な様子だった前回から一転、被害にあった男性たちのことについて聞くと、神妙な面持ちになった。

渡邊真衣被告:
簡単に「ごめんなさい」「申し訳ない」とかで済まされるわけじゃないし、誠意を見せないといけない。ずっと自分が考えて考えて、答えを出したいと思っています
「頂き女子りりちゃん」と名乗っていたことについて、記者の問いかけに言葉を選びながら、静かに答えた。
記者:
りりちゃんと渡邊真衣は別?それとも一緒?
渡邊真衣被告:
別です。りりちゃんは“キャラクター”。今を生きることに必死で、何も将来のことを考えていない。子供のまま大人になっちゃった存在
「りりちゃん」は渡邊被告が風俗店で働き始めたころの源氏名で、歌舞伎町で生きていくためのキャラクターだったと語った。

記者:
今、私はりりちゃんと話していますか?それとも渡邊真衣さん?
りりちゃん:
今は…りりちゃんだと…思う
終始うつむきながら取材に応じた渡邊被告。前回とまったく違う一面は本心か、それとも偽りの「キャラクター」なのか。

15分間の接見が終わると、丁寧に頭を下げて面会室を後にした。
(東海テレビ)