日本三大和牛のひとつに数えられる「神戸牛」。日本が誇るその味が今、東京・浅草の食に変化をもたらしている。

外国人に人気の「神戸牛」

浅草駅周辺で和牛を扱う飲食店は40店舗以上。その中でも急速に店舗数を拡大している店がある。それが日本三大和牛のひとつに数えられる「神戸牛」を扱うお店だ。

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なぜ東京で神戸牛なのか?

浅草の神戸牛専門店を取材すると、店内は外国人観光客でいっぱい。アメリカやスペイン、カナダなど世界各国から訪れた人たちが舌鼓を打っていた。

外国人観光客からは「すばらしい。とてもおいしい」「神戸牛はとてもやわらかく、ジューシー」といった声が聞かれた。

一番の人気メニューは「神戸牛サーロイン(120g)」1万2800円(税抜き)だ。

「神戸牛」は海外でも高い人気を誇る。

――あなたの国で「神戸ビーフ」は有名?
インドネシアから来た観光客A:
神戸牛は私の国ではとても有名だわ!

インドネシアから来た観光客B:
有名よ。だから、このお店で食べようと思ったの。(インドネシアの牛肉と)食べ比べてみたかったの!

“神戸牛専門店”1年間で7店舗オープン

この店舗を含め、周辺ではここ1年間で7店舗もの神戸牛専門店が浅草にオープンしていた。

その7店舗は全て同じ会社が経営。そして、12月15日には8店舗目となる神戸牛を使ったラーメン店を開く予定だ。

なぜ関西の名物「神戸牛」が東京・浅草でこれほどウケているのか?

吉祥吉グループ代表・赤城清美さん:
海外の人にとっては浅草も日本なんです。日本に行ったらおいしい肉を食べたい。それが神戸じゃなくても浅草で食べますよねという考え。

海外からの観光客に高い人気があるエリアだからこそ、浅草に一極集中して店を出すという考えで、今後こうした神戸牛専門店をさらに20店舗以上、浅草に展開する予定だという。
(「イット!」12月14日放送より)

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