羽田空港第2ターミナルの国際線エリアが、約3年ぶりに運用を再開した。

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第2ターミナルの国際線エリアは、新型コロナウイルスの影響でオープンからわずか2週間ほどで閉鎖を余儀なくされたが、国際線利用客の急増を受けて7月19日から運用を再開。インバウンドの回復が期待されている。

中国からの乗客:
瀬戸内国際芸術祭に行って、美しい思い出だったので、また行きたいですね。

デンマークからの乗客:
まずは東京に行って、それから京都。東京で楽しみなのはカラオケ。

訪日客に“喫煙マナー向上”呼びかけ

しかし、訪日客が増えるにつれ、ある問題が浮上している。禁止されている場所での喫煙マナー問題だ。

雷門のすぐ横でタバコを吸っていた男性に話を聞くと…

――喫煙できる場所を探しましたか?
中国人観光客:
どこにも「禁煙」と書いていないよ。

日本有数の観光名所、雷門がある台東区の浅草では、歩きたばこは条例で禁止されており、路上喫煙や電子たばこであってもマナー違反だ。

しかし、訪れた外国人は喫煙所についてこう話す。

イタリア人:
喫煙所が少ない。だから最近はいつもよりもたばこを吸う量が減った。イタリアは屋外ならどこでも吸える。

メキシコ人:
神社の人にここを聞いて知った。(知らなかったら)喫煙所を探して歩きまわらないといけなかった。

区はこうした声に対応するため、5カ国語で喫煙所を表示するウェブマップを作成。さらにポスターの掲示や区の喫煙所のマナー指導員が巡回し、歩きたばこやポイ捨てなどをしている人に対し、マナー向上を呼び掛けている。

指導員がマナー向上を呼びかけ
指導員がマナー向上を呼びかけ

区の担当者は、今後も喫煙マナーの認知度を高めていきたいと話す。

台東区 環境課・中川敬子係長:
海外の方に向けても日本に来る前に、日本、台東区の喫煙ルールや一般的なマナーについて知っていただく必要があると考えています。

海外からの観光客が増加し、インバウンドでにぎわう東京。外国人に限らず、ひとりひとりが喫煙マナーを守り、気持ちの良い環境づくりが求められる。

(「イット!」7月19日放送より)

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