「たくさんの人を笑顔に、ハッピーにしたい」と、カラフルなアート作品を創り続ける富山市の女性がいる。絵付けした“だるま”に込められた思いを取材した。
真っ白のだるまを“カラフル”に染める
富山テレビの谷優子アナウンサーが訪問したのは、富山市下新北町にある相馬麻理さん(アーティストネーム:soumari)の自宅。ドアを開けると、そこには様々な色に染まっただるまがあった。

谷優子アナウンサー:
すごい!だるまだ!かわいい。これ絵付けをされた?色合いがすてき。同じだるまなんだけど、色合いで全然違う。お花が多い?
相馬麻理さん:
お花が好きなので、花柄。ツバキが多いです

谷優子アナウンサー:
この大きなだるまも。後ろを見てもいいですか?重い。ゴールドが効いていますね。なんで、だるま?

相馬麻理さん:
急に“だるま”に描きたいと思ったときがあって、真っ白いだるまを探して絵を描いてみたら、すごく愛着がわいた。そこからとりこに

谷優子アナウンサー:
もともと絵を描くのが好き?
相馬麻理さん:
好きだったんですけど、2年前からだるまに絵付け
相馬さんは「下に重みがあるので、バランスをとりながら描くことも大変」と話す。

相馬さんは、出来上がっただるまをターンテーブルにのせ、回しながら見るということで、谷アナウンサーも早速ターンテーブルを借りて回してみた。

相馬さんも、インスタに回転するだるまの映像をアップしているそうだ。

相馬麻理さん:
初めて描いた、初期のだるまさんたち。そのときも30体ぐらい描いて、みなさんお嫁に行きまして、ここには残った子たちが

谷優子アナウンサー:
忙しいですね、お仕事をしながら
相馬麻理さん:
好きなので、いつも楽しく描いています
カラフルなだるまたちが生まれる、2階のアトリエへ行ってみると…。

谷優子アナウンサー:
おおお、これは干支だるま、辰!こういう何も描いていないだるまが売っているんですね

相馬麻理さん:
真っ白い状態で
谷優子アナウンサー:
お仕事でもなく、こんなにだるまを買う人って?
相馬麻理さん:
いないかもしれない(笑)
谷優子アナウンサー:
何者?ってきっと思われていますよ(笑)
作品を通したくさんの人を笑顔に
相馬さんは、基本下書きをせずにアクリル絵の具を塗って、だるまをカラフルに変身させていく。

絵の具が乾けばまた色を重ね、3回ほど塗っていくそう。仕事が終わった夜や休みの日に制作するため、大きなだるまは約1カ月かかる。小さい物でも2週間ほどかけて、丁寧に仕上げる。

相馬麻理さん:
今まで作っただるまのフォトアルバムを作りまして
相馬さんが作成したフォトアルバムの名前は、その名も「the WORLD of DARUMA」。

谷優子アナウンサー:
すごい。かわいい。フルーツのだるま!スイカを切ったものもあって、同じ形なのに、全然違う、面白い

「Happy Flogだるま」に「クリスマスだるま」もある。

一つ一つ思いを込めて、手描きして仕上げるだるま。同じものは一つとしてない。
作品を通してたくさんの人を笑顔に、元気に、ハッピーに。相馬さんが息を吹き込むだるまが、みんなを明るくしてくれる。
干支だるまは富山市八尾町の神社でおはらいを受けただるまに描いているそうで、相馬さんのインスタグラムやオンラインショップから注文を受け付けている。
(富山テレビ)