北海道で暮らす働くママの1日を追いかける観察ドキュメント「ママドキュ」
子育ても仕事も頑張りながら働くママさんたちのリアルな1日をのぞくと、限られた時間で家事・育児をこなす究極の時短ワザの連続だった。
今回の主役は北海道第2の都市、旭川市に住むえりかさん(33)。
6歳、5歳、1歳の3姉妹を育てながら、タクシードライバーとして働いている。
忙しい朝はとにかく"時短"で!驚きのテクニックの連続
この記事の画像(10枚)午前6時。えりかさんの1日は、次女と三女の朝食からスタートする。
朝食はレンジでチンするだけの冷凍おにぎりや、お湯を注ぐだけで手軽に食べられるコーンスープを用意。
忙しい朝だからこそ、子どもたちに食べてもらえるものを用意するそうだ。
特に末っ子の朝ごはんには驚きの時短テクニックが。
三女のかほちゃんは大好きな段ボールの中に入ると、ごはんを落ち着いて食べるという。
段ボールの中には新聞紙も敷いてあるので、食べこぼしも丸めてポイ。
朝のうちに夕食の準備
えりかさんは朝のうちに夕食の下準備を済ませる。
目が離せない末っ子のかほちゃんを抱っこしながら夕食の準備。
次女のさよちゃんがママをお手伝いする。
前の晩に準備をしていた手羽先を、帰宅後すぐに焼けるようにオーブンプレートに並べる。
「焼肉のタレ」は時短調味料
味付けはとてもシンプルで、焼肉のタレと、チューブのショウガ・ニンニクで手羽先を一晩漬けこめば、あとは焼くだけ。
焼肉のタレには、必要な調味料が良いバランスで入っているので時短調味料として重宝しているという。
えりかママが工夫に工夫を重ねて生み出した、朝の貴重な時間。
でもなかなか思い通りに進まない。
通院する高齢者をタクシーで送迎
えりかさんの勤務先は、旭川市の「みつばちタクシー」。
タクシー運転手になって3か月。
「みつばちタクシー」は、女性ドライバーの採用にも積極的に取り組んでいる。
子育てママへの理解があり、勤務時間にしばりがなく、ノルマもない。
条件を重視して選んだ仕事ですが、手助けができることにやりがいを感じている。
市民の3人に1人が高齢者という旭川市。
病院に通う高齢者をタクシーで送迎する。
到着してもお客さんとの話が尽きず…。こうしたやりとりもやりがいとなっているようだ。
週に1回のご褒美ランチが"ささやかな楽しみ"
この仕事を始めてから、えりかさんにはささやかな楽しみができた。
それは、週に1回のご褒美ランチ。
この日選んだのは、地元で長く愛される定食屋「すず」
とん汁ラーメンを注文した。
仕事と子育ての合間、1人でご飯を食べる時間が楽しみに。
帰宅後わずか10分で夕食スタート
子どもたちのお迎え時間に合わせて仕事を切り上げる。
帰宅後はすぐに夕食の準備。
おかずはお皿に盛り付けた状態で冷蔵庫に入っていた。
朝のうちに準備をしていた手羽先をオーブンで焼くだけ。
前日に作った野菜たっぷりのスープも準備し、帰宅後わずか10分で夕食スタート。
まな板代わりに…牛乳パック!
生姜焼きの味付けは「すき焼きのタレ」
「なるようにしかならん」子育てと仕事に全力投球
えりかさんの座右の銘は「なるようにしかならん」
自分のペースでやりたくても、思い通りにいかないことばかり。
大体のことは何とかなるという気持ちで、子育てと仕事に全力で向き合っていた。