愛媛県内各地では紅葉が見頃を迎え、宇和島市吉田町にある寺の木々もきれいに色付いている。また、周辺の商店街では、人気の名物「太刀魚巻」を求めて県外から訪れる人の姿も。秋を感じる各所を取材した。

京都のよう? 紅葉で彩られた大乗寺

吉田藩伊達家の菩提(ぼだい)寺としても知られる大乗寺の境内の紅葉は、例年と同じく11月の中旬から色付きはじめた。

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テレビ愛媛・内木敦也アナウンサー:
見渡す限りきれいな色付き。鮮やかですごくきれい。色付きが本当に真っ赤、燃えるような赤で吸い込まれそうな美しさ

炎のように赤く色付いている
炎のように赤く色付いている

大洲市から来た女性:
入った瞬間、京都に来たかなって思いました

真っ赤に色付いた紅葉は12月上旬まで
真っ赤に色付いた紅葉は12月上旬まで

東温市から来た男性:
あとで思い出になる。長年ずっと撮っておいて、これはあそこやったな、この折は天気やったなという感じでな

大乗寺の紅葉は見頃を迎えていて、12月上旬まで楽しめそうだ。

県外の人にも愛される吉田町の名物

昔ながらの町並みが残る宇和島市吉田町の商店街で、おいしそうな香りに誘われ立ち寄ったのは河合太刀魚巻店だ。

テレビ愛媛・内木敦也アナウンサー:
今、焼いているのは何ですか?

河合太刀魚巻店・河合京子店長:
これはね「太刀魚巻」です

河合太刀魚巻店の看板商品は吉田町の名物・太刀魚巻だ。八幡浜魚市場から仕入れた新鮮な太刀魚を3枚におろして竹に巻き、炭火でじっくりと焼きあげる。そこに醤油ベースの秘伝のたれをたっぷりとかけ、さらにもうひと焼き!

秘伝のたれをかけて焼いていく
秘伝のたれをかけて焼いていく

テレビ愛媛・内木敦也アナウンサー:
ちょうど風が私の方にきているんですよ。香ばしいたれの香りと炭火のね

この太刀魚巻きは、40年以上前に河合店長の祖父が焼き魚の保存食として考えたそうだ。この味を求めて、なんと九州からわざわざやってきたという人に出会った。

男性:
きょう熊本から来ました。ネットで調べたらここが出てたので。電車を乗りついで来ました

県外からの来店は多いのだろうか。

河合太刀魚巻店・河合京子店長:
けさ第1号は東京の人でした

お待ちかねの太刀魚巻が焼きあがり、さっそく内木アナウンサーも1本いただいた。

テレビ愛媛・内木敦也アナウンサー:
できたての太刀魚巻、見てるだけでテンション上がる!たれがすごいんですよ。いただきます!焼いているからパリッとくる。中はフワフワ、やわらかくてたれがしみでてくる

河合太刀魚巻店・河合京子店長:
身も焼きたてがパリッとフワッと。やっぱり焼きたてが最高

地元はもちろん、市の内外から愛され続ける吉田町の名物。変わらないたれと焼いた太刀魚の良い香りがきょうも商店街に漂っている。

(テレビ愛媛)

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