愛媛県内各地で紅葉が見頃を迎えている。大本神社では、紅葉とイチョウの黄色いカーペットが広がり、神秘的なイチョウの木も鮮やかだ。さらに、紅葉のようなスープの新しいソウルフードも登場した。
イチョウの大木は樹齢約600年
約200メートルの山あいに建つ大元神社は、愛媛・八幡浜市の中心部から車で約15分のところにある。案内してくれるのは、近くに住む菊池幹男さんだ。子どものころから大元神社を見てきたという。
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境内に入ると見えてくる小さな赤橋と紅葉とのコラボレーションは趣がある。さらに、モミジとイチョウの黄色いカーペットも広がっている。
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今から約600年前の室町時代に創建されたと言われる大元神社のシンボルとも言えるのが、イチョウの大木だ。
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菊池幹男さん:
頃合いから言うと(樹齢)600年くらいはあるんじゃないかという
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境内に鎮座する神秘的なイチョウの木は、黄色と青のコントラストが鮮やかだ。菊池さんによると、大元神社の紅葉は11月上旬から色付きが始まり、例年より少し早い11月中旬に見頃を迎えた。
菊池幹男さん:
(今は)モミジが少ないので、赤と黄色のじゅうたんになると、もう一段きれいと思います。下の土も見えなくなりますので
散りゆく落ち葉に秋の深まりと自然の神秘を感じてみてはいかがだろうか。
パスタを意識した“赤い”ちゃんぽん
そして紅葉狩りの後に楽しみたいのが、八幡浜市民のソウルフード「ちゃんぽん」だ。
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通常、八幡浜の「ちゃんぽん」といえば、鶏ガラと昆布がベースのあっさり系の黄金色スープが特徴だが、八幡浜市内の洋風居酒屋「クオーレ」が提供する「ちゃんぽん」は、なんとも斬新な「イタリア風ちゃんぽん」だ。
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まず目を引くのは八幡浜市民の常識を覆す、まるでパスタのような赤いスープ。この赤いスープの正体は、自家製のトマトソースだ。このスープにニンジンやナス、ベーコンなどの具材を入れて煮たたせる。
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クオーレ・兵頭裕オーナー:
鶏ガラとトマトは相性が良いので、洋の食材と和の食材の相性の良い物を合わせていく
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さらに、麺も通常のちゃんぽんとは違い、パスタを意識したコシのある麺をオーダーしているという。ゆでた麺に具だくさんのスープをたっぷりかけて「イタリア風ちゃんぽん」の完成だ。
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トマトの風味と酸味を存分に生かしたクオーレオリジナルの看板メニューは、お客の8割が注文するという人気の一皿だ。
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八幡浜のソウルフードに、新しい風を吹き込んだ「イタリア風ちゃんぽん」の紅葉のように美しく色付いたスープは、体も心も温めてくれそうだ。
(テレビ愛媛)