2023年に流行った、ヒト・モノ・バショ・コトバの4部門について、全国の女子中高生が選考したランキング「2023年JC・JK流行語大賞」が30日発表された。調査したのは、Z世代向けのマーケティング支援などを手がける株式会社AMF。
ヒト部門の1位は、紹介時のフレーズ「ひき肉です」で一躍有名になった中学生YouTuberちょんまげ小僧さん。「ひき肉です」はコトバ部門でも1位となり、堂々の二冠だ。
モノ部門の1位は写真共有アプリ「BeReal」。アプリによる画像加工が当たり前になった中で、あえてフィルターを付けられない「BeReal」が、女子中高生の間で大ヒットした。「BeReal」でいかに「盛れる」撮り方をするのか、日々研究にいそしんでいるそうだ。
バショ部門の1位は、「ユニバハロウィン」。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで開催されるハロウィンイベントで、今年は人気歌手Adoさんの「唱」という楽曲がテーマソングになり、TikTokでは「全力で踊ってみた」動画が流行したとのこと。「#USJ唱ダンスチャレンジ」の総視聴回数は1億回を超えるほど、多くの人がハロウィンダンスを楽しんだという。
コトバ部門は前述の通り「ひき肉です」が1位だった。TikTok上では「ひき肉です」をアレンジした楽曲で踊る「ひき肉ダンス」が流行。「#ひき肉です」の関連動画は4.9億回視聴されたという。
他にもコトバ部門5位の「不気味の谷」(人間が人に似過ぎているロボットを見ると違和感を抱く現象の事で、ロボットのようなメイクが流行)や、同じくコトバ部門2位の「ヒス構文」(母親がヒステリックな口調で話を飛躍させるのをもじった構文。例文「君のスカートの丈、短いんじゃ無いか?」「じゃあ丈を長くすればいいんですか?長くなりすぎてみんなに踏まれればいいんですか?スカートがエスカレーターに巻き込まれて私ごといなくなっちゃえばいいんですか!!」)など、親世代にはなじみのないワードが並ぶ。
各部門のトップ5は以下の通り。
【ヒト部門】
1位 ひき肉(ちょんまげ小僧)
2位 NewJeans(アーティスト)
3位 八木勇征(FANTASTICS)
4位 LANA(アーティスト)
5位 あいさ モデル
【モノ部門】
1位 BeReal
2位 んぽちゃむ
3位 ◯◯ドリル
4位 スリックバックダンス
5位 ストリートスナップ
【バショ部門】
1位 ユニバハロウィン
2位 クリスマスマーケット
3位 ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 メイキング・オブ・ハリー・ポッター
4位 東京おかしランド
5位 友達がやってるカフェ
【コトバ部門】
1位 ひき肉です
2位 ヒス構文
3位 なぁぜなぁぜ
4位 中学生限定クラブ
5位 不気味の谷