神奈川・相模原市にある住宅街で、思わぬ生き物が見つかった。その正体はオオトカゲだ。ところが、発見した人が目を離した隙に姿を消し、現在も逃走中。近隣住民からは不安の声が上がっている。

「ヘビかなと思って見たら」…1m超のトカゲが!

住民の女性が庭のウッドデッキで遭遇したのは、体長1m以上もある大きなトカゲ。

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女性は、当時の状況をこう振り返る。
「飼ってる犬がすごく吠えたので、顔をぱっとあげたら、最初尻尾だけが見えたのでヘビかなと思って見たら、1mぐらいのトカゲがここにいたっていう感じです」

「威嚇行動みたいなのを結構してたので、怖いですよね、やっぱり」

その後、目を離した隙にトカゲは姿を消した。

女性が警察や保健所に相談したところ、「犬や猫にしか対応できない」と言われたという。

「小学校もすぐそこににありますし、中学校もあるし、保育園もあるので、結構ここって、子どもたちが通るんですよね、危ないんじゃないかなと私は思うんですけど」

ナイルオオトカゲは爪や歯が鋭い

どのような種類のトカゲなのか。

iZoo 白輪剛史園長:
アフリカ原産の「ナイルオオトカゲ」というトカゲですね。
もう100%ペット用ですね。 ペットとして輸入されてきて、それが飼われていたものが逃げ出したということですね。
ごくごく近隣の誰かが飼っていたのは間違いないと思います。

ナイルオオトカゲが人を襲うことは基本的にはないというが、安易に近寄るのは危険だと言う。

iZoo 白輪剛史園長:
ナイルオオトカゲは噛む力は強いです。
捕まえたりするときに、爪や歯が鋭いので、引っかかれたり噛まれたりするとケガをしますので、むやみやたら捕まえるということは避けていただきたいです。

ナイルオオトカゲは、どこに潜伏しているのだろうか。

iZoo 白輪剛史園長:
木の根元なんかに穴があったりすれば、そういうところに潜って夜は休みます。
日中は日当たりがいい場所で、体を広げて日光浴をするんですね

側溝の穴にも入り込めることから、長い距離を移動している可能性もあり、注意が必要だ。
市は、ナイルオオトカゲが特定危険動物に指定されていないため、対応はできないとしている。
(「イット!」 11月24日放送より)