炎上したタクシーから運転手を救出する一部始終が記録されていた。

現場は、韓国南部・釜山の交差点。坂道を猛スピードで下ってきたタクシーが、そのまま道路脇の建物に衝突。

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その直後、車から青い炎が一瞬上がると、前の部分が赤い炎に包まれた。

バイクに乗っていた男性は、倒れたバイクを起こそうとしたが、熱さのためか諦めて、その場を離れた。

ぶつかったタクシーの運転手は、燃えている車から出てこない…。

男性が運転手を救出

その時、1人の男性が燃えているタクシーに駆け寄った。

そして、開いていた運転席のドアから、男性運転手を引っ張り出した。

運転手を救出した男性:
誰もいないと思ったので、私が行くしかないと思った。

タクシーを運転していた70代の男性は、やけどを負って病院に運ばれたが、命に別条はないという。

なぜタクシーは減速することなく、建物に突っ込んだのだろうか。

このタクシーは、韓国で増えている電気自動車。運転手は、「車がいきなり急発進した」と話しているという。

EVタクシーが暴走する事故相次ぐ

韓国では、電気自動車のタクシーが暴走する事故が相次いでいる。

2023年4月、商店街に突っ込んだのに続き、6月には猛スピードで歩道に突っ込み、信号機などをなぎ倒す事故が発生。

さらに9月には、電気自動車のタクシーが、乗客を乗せたまま時速188kmで暴走し、車と衝突する事故が起きている。

そうした中で、またしても起きたEVタクシーによる暴走事故。

警察は、事故の原因を調べるとともに、運転手を救出した男性に感謝状を贈るという。
(「イット!」11月24日放送より)

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