KTN(テレビ長崎)に残るアーカイブ映像とともに、長崎の歴史を振り返る「タイムトラベル長崎」。長崎で過去11月にあったニュースに注目すると、カップルが永遠の愛を誓う結婚式場に選んだのは“息がつまるほど”の驚きの場所だった。

直径5メートルの「ジャンボ人形時計」

1976年11月19日、日本が誇る大型帆船「日本丸」が長崎に入港した。

この記事の画像(8枚)

全長37メートル、重さ2、280トンの大きく美しい船体は、帆を張ると羽を広げた白鳥に似ていることから「太平洋の白鳥」とも呼ばれた。

この8年後の1984年に引退し、2017年に国の重要文化財に指定された。

1978年11月3日、させぼ四ヶ町商店街(佐世保市)に直径5メートルもある、大きな大きな人形時計がお目見えした。

時計店が店内改装を機に、1億円をかけてとりつけたもので、当時、待ち合わせ場所になっていた。現在は店の跡地がコインパーキングになっている。

KTN(テレビ長崎)のロゴが現在のものに決まったのは、36年前の1987年だった。ロゴは一般募集し、北海道から沖縄まで全国各地から3、000点を超える作品が寄せられた。

1カ月にわたる厳正な審査の結果、当時、長崎・長与町に住んでいた会社員の男性の案が採用された。KTNのロゴも今やすっかり長崎ではおなじみ。現在もさまざまな場面で使われている。

離島だった町と本土をつなぐ橋が完成

1999年の11月、長崎・西彼杵半島と大島町を結ぶ大島大橋が完成した。当時の総工費は290億円で、9年の歳月をかけて工事が行われた。

これまでは「離島」だった崎戸町と大島町が県本土とつながった。県本土と陸続きになることを長年待ち望んでいた地元の人たちは、「私たちが生きているうちは架からないと思っていた」と橋の完成を喜んだ。

長崎で初めて? 式場は驚きの“水の中”

1998年11月、タキシードとウェディングドレスを身にまとった新郎新婦がボンベを背負って海に入っていく。長崎で初めてと報道された「水中結婚式」だ。

新婦がダイビング関係の会社で働いていたことから、水の中での結婚式が実現した。

水の中でのくちづけに苦戦する新郎新婦
水の中でのくちづけに苦戦する新郎新婦

2人は水深7メートルの場所に設けられた祭壇の前で永遠の愛を誓ったあと、くちづけを行おうとするが、勝手の違う水の中、なかなかうまくいかない。

海の中で果物を口に運ぶ参列者
海の中で果物を口に運ぶ参列者

参列者全員そろって海の中で食事をし、盛大に2人の門出を祝った。

新郎:
緊張しました。何がなんだか分からないうちに終わっていた

新婦:
みんながサポートしてくれたから底まで行けたけど、普通だったら難しいかもしれない。でもよかった、ちょっと濁っていたけど

新郎新婦にとっても参列者にとっても忘れられない式になったようだ。

(テレビ長崎)

テレビ長崎
テレビ長崎

長崎の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。