14日 熊本市で、まだ人が住む住宅で行政代執行が再開された。
市は所有者と交渉を続けてきたが応じてもらえず、10月に行政代執行が開始された。
しかし、住人は「何の連絡もなかった」と、両者の主張は食い違っている。

人が住む家に行政代執行

14日、熊本市。建物から運び出される、家具や段ボール。

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まだ2人が住んでいる家だ。
「これより行政代執行を再開いたします」と職員が通達した。

都市計画で広がる県道の計画地に建つ住宅。市は所有者と交渉を続けてきたが、応じてもらえず、10月に行政代執行が開始された。
交渉に応じなかった理由について所有者は、「県や市から何の連絡もなかった」と話している。

両者の主張が食い違う

所有者は「納得いきません。何もわからず、県と市がする通りにしていたら、こんなになった」と主張した。

一方、熊本県の担当者は、「定期的に自宅訪問や電話で接触を図り、説得に応じてもらえるよう話をしてきている。全然話がなかったかのような言い分だが、そのようなことはない」と説明している。

食い違う両者の主張。熊本県は、来週には解体工事を始めたいとしている。
(「イット!」 11月17日放送より)

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