19日（日）京都競馬場で第40回マイルチャンピオンシップ（GI）（芝・1,600m）が行われた。この日の2レースでムーア騎手（40）が落馬し、負傷。
緊急の“代打騎乗”となった藤岡康太騎手（34）が乗る単勝5番人気の“紅一点”ナミュール（牝4）が最後の直線で抜け出しゴール。GI初制覇とともに“秋のマイル王”に輝いた。
1番人気のシュネルマイスター（牡5・ルメール）はゲート内で暴れ、スタートに出遅れ7着。連覇を狙った2番人気のセリフォス（牡4・川田将雅）は8着に終わった。
藤岡騎手は2009年NHKマイルカップをジョーカプチーノで勝って以来のGI2勝目を挙げた。
――“代打”で見事なお仕事。今の気持ちは？
馬がよく頑張ってくれました。
――どんな意識での騎乗だった？
急きょの乗り替わりではあったんですけど、これだけの馬ですし、レースは見ていたので、事前に先生や前走を騎乗したモレイラ騎手からも、お話しをいただいていたので、良いイメージはできていました。
――何を一番意識して乗った？
馬がリラックスして、道中走れることを意識して、心がけて行きました。
――道中の折り合い、反応は？
スタートのタイミングがちょっと合わなかったので、気持ちを切り替えて、運んだんですけども、道中はすごくいい雰囲気でした。
――勝負どころ4コーナーから直線、進路の探し方が素晴らしかった
馬の反応がすごく良かったので、あとはコース取りを間違わなければという気持ちだったんですけども、少し直線で外に出す時に、他の馬に迷惑をかけてしまったので、そこは自分のミスです。
――ナミュールの直線のはじけ方がすごかった
ホントに強かったと思います。
――（ゴール前）最後かわした瞬間は
ホントによく頑張ってくれたなという気持ちでした。
――2009年以来、久々のGI勝利の味は
これだけの馬を急きょ（乗り替わりで）依頼していただいたので、嬉しさよりも、プレッシャーもあったので、ホッとした気持ちです。
――藤岡騎手のGI勝利を待っていたファンにメッセージを
応援してくださった方、ホントにありがとうございました。これからもナミュールの応援よろしくお願い致します。
みんなのKEIBA ジャパンカップ・GI
11月26日（日）14時40分から生中継
https://www.fujitv.co.jp/sports/keiba/index.html
